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442 前半 sage 2008/12/27(土) 00 04 27 ID RO5OtuIqO ラム「ここがグレバドス教の総本山、ミュロンドか…」 メリ「ここから先は私が案内するわ」 ラム「頼むよ」 メリ「まずはミュロンド市内をまわりましょうか」 ラム「…市内?」 メリ「私、実はミュロンド観光親善大使に任じているのよ」 ラム「別に観光しに来たわけじゃ…」 メリ「観光の定番コースは、ミュロンド名物『ハ焼売ム』を食べ歩きしながら…」 ラム「なにそれ。ハムなの?焼売なの?統制者なの?バカなの?」 メリ「そして帰る」 ラム「肝心のミュロンド寺院は無視かよ!」 ヒソヒソ 市民A「あの金髪、どこかで見たことない?」 市民B「あぁ確かに…」 ラム「いけね!僕は懸賞金かけられてるんだった!」 メリ「早くフードをつけて!フードはここの名産品で、年間フード消費量世界一なのよ!」 ラム「物を大切にしろよ!」 メリ「夏用と冬用のフードがあるけど」 ラム「兼用」 メリ「色は?」 ラム「緑」 メリ「…これで一目でラムザだってわからないはず。なかなか似合ってるわよ?」 ラム「まさか生涯でフードが役に立つ局面があるとは思わなかった…」 メリ「この町のフード率は約82%、髪を露出してるほうが目立つのよ」 ラム「確かに。町中メリアだらけだ…」 443 後半 sage 2008/12/27(土) 00 05 46 ID RO5OtuIqO ロー「おや、お戻りになられましたか」 メリ「久しぶりねローファル」 ラム(な、何者だ? この嫌な感じ…人間じゃない…) ロー「そちらの夏冬兼用緑フードの男性はどなたですか?」 メリ「私の友達の知り合いの同級生の田舎者よ」 ラム「誰が友達の知り合いの同級生の田舎者だ!」 ロー「そうですか、てっきり恋人かと思いましたよ」 メリ「それはないわ。こいつはどうしようもないクズよ」 ラム「なぜにッ!?」 ロー「では用があるので失礼します。たまにはヴォルマルフ様にも顔を見せてあげてくださいね」 メリ「わかったわ。じゃあね」 ラム「ふぅ、バレずにすんだか。今の男は一体何者だ?」 メリ「父の側近よ。遅かれ早かれ殺し合うことになるでしょうね。私達、異端者だし」 ラム「…意外とクールなんだね」 メリ「ドーターでクレティアンボコボコにしたから、私が裏切ったことはもう知られてるはずよ」 ラム「じゃあさっきの世間話は何だったんだ!?」 メリ「…あちらに見えますのが、聖ミュロンド寺院でございます」 ラム「あそこにヴォルマルフがいるんだな!案内してくれ!」 メリ「異端者を寺院に入れるわけにはいきません」 ラム「じゃあ何しに来たんだよぉ…」 445 前半 sage 2008/12/30(火) 00 09 16 ID /l4ClzCaO ラム「こら!手が止まってるぞ」 メリ「……」 ラム「早くディープダンジョンお宝発掘作業に戻るんだ!」 メリ「…やってらんないわよ」 ラム「何だその態度は。ここでは僕が一番偉いんだ!奴隷が口答えするな!」 メリ「…じゃあ除名しなさいよ」 ラム「はぁ? 本気で言ってるの?」 メリ「毎日毎日洞窟に潜って宝探しばっかり!もう一年以上本編が進んでないじゃない!」 ラム「今更やめられるものか!僕はカオスブレイドを信じる!」 メリ「私は宝探しで年をとるなんてまっぴらよ!今までお世話になりました。さよなら」 ラム「洞窟では別に年はとらないけどね。まぁ好きにしろ」 メリ「勢いで辞めちゃったけど、一人でルカヴィと対等に戦えるわけないし、どうしよう…」 男「あの、少しよろしいですか?」 メリ「…何か?」 男「私は近所で戦士斡旋所を経営しています、奴隷商人のルシファーと申します」 メリ「斡旋という名の人身売買ね…」 男「その格好…神殿騎士の方ですね。うちで奴隷になってみませんか? 女騎士は需要が多くて」 メリ「お断りよ!どいつもこいつも騎士を奴隷扱いして…」 男「…そうですか。では、もし人手に困っていましたらウチにご相談ください」 446 後半 sage 2008/12/30(火) 00 10 29 ID kWYkzCz3O メリ「じゃあ、私に戦士を紹介してもらえる?」 男「ありがとうございます。どのような人材をお探しですか?」 メリ「そうねぇ…。腕っぷしが強くて、真面目で、意志の強い人。できれば女性で」 男「とにかく強い女性ですね。わかりました。ラムたんカモーーン!」 ラム「こんにちは。ラムたんです!」 メリ「!!」 男「先日洞窟で拾ったんですけど、腕っぷしはなかなかのものですよ?」 メリ「どこからどうみても男でしょ!」 ラム「メリアドール!僕が悪かった!頼むから戻ってきてくれ!」 メリ「…他にいないの?」 男「残念ながら、女の子はラムたんしかいません」 メリ「だからこいつは男でしょ!!ラムたん以外で他に強い人はいないの? 男でもいいから」 男「お客様に神はいない!」 メリ「いきなり何言い出すのよルシファー!」 ラム「…失って初めて気がついたんだ。僕の中で、自分自身よりも大切なものを…」 メリ「……」 ラム「もう一度やり直そう。お宝の夢は諦めるから、側に居てほしい…」 メリ「…わかったわ。そこまで言うのなら、今日からあなたは私の奴隷よ」 男「交渉成立ですね!紹介手数料は65000ギルになります」 メリ「やっぱり結構です」 ラム「おい」 447 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/01(木) 00 26 04 ID 7c/fZ+sgO メリ「…年、明けちゃったわね」 ラム「昨年は一年中メリアドールについて考えてたような気がするよ」 メリ「私も一年中フードを狙われてたような気がするわ」 ラム「…で、フードの初日の出はまだ?」 メリ「何が初日の出よ。お日様だって急に不特定多数に寝起きを共にされたら困るでしょ」 ラム「お日様は君の頭と違って引きこもりじゃないんだよ!明けろ!」 メリ「逆に聞くけど、あなたは人前で服を脱げと言われたら脱ぐの?」 ラム「脱ぐよ、ほら」 メリ「恥ずかしくないの?」 ラム「…少し」 メリ「つまり、あなたは私に恥をかかせたいわけよ」 ラム「これほど望んでるんだから脱いでくれてもいいじゃん」 メリ「なぜフードを一種の髪型として見れないの? カツラとどう違うって言うの?」 ラム「その言い方だとハゲだと思われるぞ…」 メリ「フードのように見える地毛だっていう可能性もあるでしょ?」 ラム「もはや人外じゃねーか!」 メリ「あなたの頭の方がよっぽど邪悪よ。何その公園みたいな頭。異次元の産物としか思えない」 ラム「全国のクセ毛の皆様に謝れ!」 メリ「そっちこそ全国のフード愛好家の皆様に謝りなさいよ!」 ラム「結局フードって何なんだよぉ…」 448 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/04(日) 00 02 38 ID Zabkve0jO ヴォル「乾燥肌で背中が痒いんだが、手が届かんのだ。痒み止めクリーム塗ってくれないか?」 メリ「いいわよ。じゃあ服を脱いで」 ヴォル「一刻も早く塗ってくれ」 メリ「うわ、すごい背筋ね…」 ヴォル「背後はよく狙われるから重点的に鍛えている。早く塗ってくれ」 メリ「でも背中には背骨あるし、斬られても致命傷になりにくいんじゃない?」 ヴォル「背中斬られたら手で傷口を押さえられんからクソ痛いだろ!痒みも同じだ!早く塗れ!」 メリ「そっか。父さんの痛がる姿も見たいなぁ」 ヴォル「…なに?」 メリ「動かないで。動いたら背中に風穴が空くわよ、統制者さん」 ヴォル「…貴様、裏切ったのか!?」 メリ「正直に答えたら許してあげる。イズを殺したのは父さんね?」 ヴォル「そうだ…。だから早く塗ってくれ…」 メリ「強甲加減突き」 ヴォル「痛ッ!おい、約束が違うぞ!」 メリ「先に騙したのはそっちでしょ!このっ!このっ!」 ヴォル「ぐはっ!痛ぃ…痒ぃ…やめ…」 メリ「死ぬか謝るかして死ね」 ヴォル「どっちみち死ぬんじゃないか…。背後を狙う卑怯者め…」 メリ「マントは背後からの攻撃を防いでくれたりもする」 ヴォル「それが言いたかっただけか!」 451 前半 sage 2009/01/07(水) 00 10 51 ID BH+YF8jRO ウィ「ううっ…ミルウーダ…。絶対に仇を討ってやるからな…」 メリ「えっと…、豚肉は買ったから、あとはじゃがいもとアスパラと…」 ウィ「ミルウーダ…、ミルウーダじゃないか!」 メリ「えっ?」 ウィ「私だ!ウィーグラフだ!生きていたのかミルウーダ!」 メリ「メリアドールですけど」 ウィ「べ、別人か…すまなかった。そうだ、ミルウーダは死んだんだ…」 メリ「私、その人のこと知らないけど、多分似てないと思う…」 ウィ「うう…ごめんな…ミルウーダ…」 メリ「ミルウーダって誰?」 ウィ「私の大事な大事な妹だ」 メリ「そうなんだ。じゃあね」 ウィ「…おい、ここは私の相談に乗ってくれる流れじゃないのか?」 メリ「お使い頼まれてて忙しいのよ。じゃあね」 ウィ「私の話を聞いたほうがいいぞ。君には弟がいるだろう?」 メリ「…どうしてわかったの?」 ウィ「君の弟は近いうちに殺される。私の妹を殺した貴族の豚どもによってな」 メリ「私、予言とかそういうの信じないから」 ウィ「君もそのうち私と同じ復讐鬼になる。だから仲良くしようじゃないか。一晩泊めてくれ」 メリ「どうしてそうなるのよ。乞食なの?」 ウィ「ウィ」 メリ「ウィってなによ」 452 後半 sage 2009/01/07(水) 00 12 24 ID BH+YF8jRO ウィ「妹を失い…、骸旅団を失い…、もう私には何も残っていない…」 メリ「…骸旅団?」 ウィ「私は豆のスープにすらありつけないというのに貴様はなんだ!何がお使いだ!ゆとりが!」 メリ「あっ、豆も頼まれてたんだっけ。でも、この材料で一体何作るのかしら…」 ウィ「…謝るから無視しないでくれ。少し食糧をわけてくれないか? 私には金も仕事もない…」 メリ「まぁ、このご時世じゃ貧民に罪はないか。仕方ない、ウチに来る?」 ウィ「ウィ」 メリ「だからウィってなによ」 メリ「…というわけで連れてきたの。元テロリストらしいから少しは役に立つかなと思って」 ロー「私の仕事とらないでくださいよ…」 ヴォル「理念も一致してるようだし、まぁいいだろう。今日からお前は神殿騎士だ」 ウィ「ウィ」 ロー(…フランス人?) メリ「よかったわね。仕事見つかって」 ウィ「ありがとう、君のおかげだ。君は私にとって救いの女神だ」 メリ「誰が女神よ!」 ウィ「褒めたんだよ!」 ロー「お互い頑張りましょう」 ウィ「ミルウーダ…、ミルウーダじゃないか!」 ロー「へっ?」 メリ「まだ物乞いする気!?」 ウィ「あなたには弟がいますね?」 メリ「やかましい!」 455 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/10(土) 02 29 24 ID hlmIaCH9O メリ「誕生日おめでとう。はい、プレゼント」 ラム「ありがとう!開けていい?」 メリ「気に入ってくれると嬉しいな」 ラム「フードだったらどうしようなんて思いつつ開けると……やっぱりフードだったっていう…」 メリ「…嫌なの?」 ラム「こんな物より、君の頭髪無修正エロ画像ください」 メリ「なんで私の頭髪がエロ画像なのよ!」 ラム「プレゼントはフード以外で頼む」 メリ「…そう来ると思って、誕生日ケーキを用意したんだけど食べる?」 ラム「おお!それは嬉しい!最初からそれを出してよ!」 メリ「名付けて星天爆ケーキ!どれか一切れだけプチ星天爆撃打が入ったハズレのケーキがあるの」 ラム「危なッ!そんなの食べたら口内炎できるぞ」 メリ「ハズレを食べた方が命令を聞くってのはどう?」 ラム「…いいだろう。僕が勝ったら頭髪エロ画像だ!」 メリ「いいわよ。じゃあ選んで」 ラム「こういうのは厚さでわかるんだ。多分これは安全な…ウボァー」 メリ「引っかかったわね!実は全部ハ・ズ・レ☆ フードをバカにした罰よ!」 ラム「…引っかかったのはお互い様。実は僕の誕生日は今日じゃないんだぜ?」 メリ「はぁ? 私を騙したの!?」 ラム「お前が言うな!」 459 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/13(火) 00 40 39 ID aoO475JUO ヴォル「再婚しようと思うんだが」 メリ「…本気で言ってるの?」 ヴォル「というか、もう入籍してしまった」 メリ「えっ!嘘でしょ!?」 ヴォル「今日から私の名はヴォルマルフ・マハマハーサだ」 メリ「しかも婿養子!?」 ヴォル「もうじき新しい弟ができるぞ」 メリ「できちゃった婚!!」 ヴォル「ククク、怒涛の吉報攻めに驚いたか?」 メリ「…ええ。まるで驚きの乱れ雪月花だわ…」 ヴォル「では紹介しよう。妻のマリア・マハマハーサだ」 忍者「隊長、こんばんは」 メリ「げっ!私の隊の女忍者!」 忍者「これからはママとお呼び下さい」 メリ「戦友がママなんていやあああ!」 ヴォル「自分自身より大切な物ができたとき、それが愛なのかもしれん。なぁ母さん」 忍者「もう、あなたったら…」 メリ「娘の前でイチャつくな!何が愛よ、バカじゃないの?」 忍者「こら、マハマハーサ!親に何てこと言うの!」 メリ「うるさい!私はマハマハーサじゃない!」 ヴォル「おいおい仲良くしないか。もっと会話のドッジボールをだな…」 メリ「キャッチボールでしょ!私は絶対に認めないから!」 ヴォル「お前は母さんの何が気に入らんのだ?」 メリ「私より年下だからよ!」 460 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/16(金) 00 39 12 ID wCU50y5nO メリアの寝室にて メリ「zzz…」 ラム「大変だ!起きろ!」 メリ「ん……えっ…ちょっと、なんであなたが隣で寝てるわけ!?」 ラム「それどころじゃない!油断してお漏らししてしまったんだ!」 メリ「えっ…ああっ!シーツが黄ばんでる!」 ラム「早く!下着!脱げ!貸せ!」 メリ「無断同衾したくせに図に乗るなクソ毛!」 ラム「クソゲーみたいに言うな!オムツ用フード装備するの忘れたんだよ!」 メリ「身の盾なるは心の盾にならざるなり。寝る前にトイレ行きなさいよ」 ラム「夜のトイレって怖くない? 昨夜も君にトイレ同伴してもらうためにここに来たんだ」 メリ「部屋の鍵はかけたはずだけど、どうやって入ったの?」 ラム「鍵は心の盾にならざるなり。天井裏から入ったのさ!」 メリ「トイレより怖い!」 ラム「早く下着貸してよ」 メリ「起こしてくれたら同伴してあげたのに、なぜ添い寝を選んだの? 主客転倒でしょ」 ラム「君の寝顔があまりに美しかったからさ。それにお漏らしから始まる恋もある」 メリ「ないわよ!そもそもお漏らしするような歳じゃないでしょ?」 ラム「99歳だよ!」 メリ「やりこみすぎ!悲しくなるわ…」 ラム「次は枕を濡らすわけか」 メリ「やかましい!」 463 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/20(火) 00 07 06 ID GWNWGC5QO クレ「どうだ、私の編み出した時魔法は?」 ラム「クソ…体が動かないぜ!」 メリ「待ちなさい!」 クレ「ほぅ、これは驚いた。いつの間に裏切ったんだ?」 メリ「ラムザ!ここは私に任せて早く逃げて!」 ラム「いや、動けないんだって…」 クレ「私と戦う気か?」 メリ「ええ。あなたのこと嫌いだし」 クレ「……」 メリ「ソーサラーが転生の先の先まで不幸に見舞われますように」 クレ「…お前に嫌われるようなことをした覚えはない。なぜなら出番が少ないからだ」 メリ「私の本能があなたを拒絶してるのよ。だから殺す」 クレ「嫌いな奴の為に必死になるなんてバカだと思わないか?」 メリ「人は害虫を駆除するのに喜んで大金を出すものよ」 クレ「もう許さん!死ね!アター!アター!」 ラム「まさかの肉弾戦!?」 メリ「くっ…思いのほか手強い!ラムザ、援護して!」 ラム「だから動けないんだって!」 クレ「とどめだ!ホワチャー!」 メリ「ハメドる」 クレ「ひでぶ」 ラム「地味な戦いだ…」 クレ「やるじゃないか、私の負けだ…」 メリ「…そっちこそやるわね」 クレ「今日のところは退く。また会おう強敵(とも)よ…」 メリ「さよなら糞尿(とも)よ…」 ラム「なぜ友情が芽生えるんだよ!」 468 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/23(金) 01 59 30 ID adxJPri7O 教皇「今日から1ヶ月間、剛剣禁止令を出す」 メリ「なぜです?」 教皇「剛剣の練習をするのは良いのだが、無闇にプキを破壊されると困るのだよ」 メリ(…プキ?) 教皇「パツとして、壊したプンだけルーンプレイトとアイスプラントを新たに発注してきなさい」 メリ「…日本語でお願いします」 教皇「まったく、余計な所までポルマルフに似てきたな」 メリ「…ポルマルフ? 何ですか、それ」 教皇「父親の名前も忘れたのか? まったく、最近の若者は…」 メリ(この人、もしかして『バ行』が言えないの?) 教皇「人の話を聞いているのか?」 メリ「…ところで、天騎士って誰のことでしたっけ?」 教皇「パパパネス・ペオルプのことか? それが何なのだ?」 メリ「二文字目は関係ないでしょ!」 教皇「なぜそんなに人の物を壊したがるのだ?」 メリ「剛剣かっこいいんですよね。特に星天ぱく撃打とか」 教皇「ぱく撃打とはなんだ!私をパカにしてるのか?」 メリ(殺してぇ…) 教皇「私はポルマルフ亡き後は君に団長を任せたいと思っているのだよ。初の女騎士団長だ」 メリ「ほ、本当ですか!?」 教皇「だからあまり期待を裏切らんでくれよ。メリアトール」 メリ「ああっ!よく見たら『ド』も!」 470 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/26(月) 00 01 06 ID eTqZ7A/mO ディ「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」 メリ「えっ、そうなの!? 相手は?」 ディ「女王様…ってとこかな。完全に俺の方が格下だが」 メリ「すごいじゃない!女王様の最も近くを護れるなんて騎士冥利に尽きるわね」 ディ「だからお前と一緒に戦えるのは今回が最後だ。恨むなら自分か神様にしてくれ」 メリ「何言ってるの、心から祝福するわよ。おめでとう」 ディ「…ありがとう。絶対に勝とうぜ!」 メリ「うぐっ…ラムザがあそこまで強いとは…」 剣「派手にやられたようね…」 メリ「…誰?」 剣「私はセイブザクィーン。恋人の迎えにきたのよ」 メリ「クィーン? あなたがディフェンダーの…」 剣「そう、婚約者。彼はどこ?」 メリ「…ごめんなさい。異端者との戦いで奪われてしまったの」 剣「はぁ…情けない。ボコボコにされた上に彼まで奪われて」 メリ「…面目ないわ」 剣「彼も彼よ。わざわざ私が迎えに来てあげたのに拉致されたなんて。戻ったらお仕置きだわ」 メリ(セイブザクィーンのくせに女王様気取り…) 剣「じゃあ行くわよ。まだやる気なんでしょ?」 メリ「えっ?」 剣「私が力を貸してあげるって言ってるのよ。感謝しなさい」 メリ「…ありがとう、女王様」 475 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/01/29(木) 02 20 12 ID 8QAE/RC7O ラム「耳掃除してくれない?」 メリ「なんで?」 ラム「耳クソらしきものが耳の中でゴロゴロ言ってて、気持ち悪くって…」 メリ「仕方ないわね。見せて」 ラム「膝枕」 メリ「はいはい」 ラム「いやぁ、なんか興奮するな」 メリ「うわ…すごい耳垢。普段耳掃除しないの?」 ラム「いつか来るこの日のために溜めてきた」 メリ「余計なお世話よ」 ラム「痛い痛い!もう少し優しく…ぁん…」 メリ「変な声出さないでよ!」 ラム「耳元で怒鳴るな!」 メリ「ん、一ヶ所だけしぶといのがあるわね。この!この!」 ラム「あんあん!痛い!やめてえ!」 メリ「ちょっと!抱きつかれたら耳掃除できないじゃない」 ラム「耳掃除下手すぎ!」 メリ「…仕方ない奥の手を使うわ。氷天の砕け落ち…」 ラム「ま、まさか…」 メリ「滅びの呼び声を聞けーー!」 ラム「ぎゃあああ!」 メリ「…どう?」 ラム「…あれ? 耳の中がゴロゴロしない…耳掻き剛剣すげえ!」 メリ「スッキリした?」 ラム「ああ。ありがとう」 メリ「この千切れた耳どうする?」 ラム「記念に持って帰るよ」 メリ「やっぱり剛剣は万能ね!」 ラム「次は僕が耳掃除してあげるよ」 メリ「私に耳はありません」 ラム「フードかぶってるだけだろ!」 478 前半 sage 2009/02/01(日) 02 02 32 ID I1W8zGF/O ヴォル「貴様が異端者ラムザか」 ラム「アルマを返せ!」 ヴォル「ならば聖石と聖典を渡すんだ」 ラム「これを見ろ」 メリ「うぐっ…父さん…」 ヴォル「…メリアドール?」 ラム「ほーりょほりょ捕虜お前の子~♪娘の命が惜しくばアルマと引き替えだ」 ヴォル「いや…別に…」 ラム「あ、そう? みんなー、かわいがってやりなよ」 仲間「ふへへ!いただきまーす!」 メリ「父さん助けて!」 ラム「いいのか? 娘が犯されるぞ?」 ヴォル「娘が裏切ったことぐらい分かっている。下手な芝居はもうやめろ」 ラム「あ、バレてた」 メリ「父さん、あなたは本当に父さんなの?」 ヴォル「聖石と聖典を渡せ」 仲間「ふへへ!いただきまーす!」 メリ「ちょっと!芝居はもう終わったのよ!」 ヴォル「見逃しても良いのだが、一応ベリアス達の仇を討たせてもらおうか」 ラム「こら!みんな好き勝手喋るな!」 メリ「父さん、あなたは本当に父さんなの?(二回目)」 ヴォル「もちろんだとも我が娘よ。お前は私と妻、闇の血族の間に生まれたサラブレッドだ」 メリ「!!」 ヴォル「他の同胞を憑依させる為の肉体としてお前を作ったんだがな。とんだ失敗作だった」 メリ「…母さんもルカヴィだったの?」 479 後半 sage 2009/02/01(日) 02 03 41 ID I1W8zGF/O ヴォル「お前の母親は美人でアルテマザナイスバディだったぞ」 メリ「それは嘘ね。そいつの力があれば肉体なくてもこっちに来れるでしょ」 ヴォル「…ごめん」 ラム「なんで見栄を張ったんだよ!」 ヴォル「お前の弟も聖石に見捨てられた失敗作だった。死んで当然だったよ」 メリ「…聖石の力は悪魔の転生だけじゃないのよ?」 ヴォル「…なに?」 メリ「見せてあげるわ。本当の聖石の奇跡ってものを…」 メリアドールの聖石が輝きだした! ヴォル「うおっ!まぶしっ!」 メリ「今だ!冥界恐叫打!」 ヴォル「ぐおっ…聖石を目くらましに使うとは。許さんぞ!」 ラム「地味な奇跡だ…」 ヴォルマルフの聖石が輝きだした! ヴォル「うおっ!まぶしっ!」 メリ「今だ!強甲破点突き!」 ヴォル「ウボァー」 ラム「聖石に嫌われすぎ!」 ヴォル「…さすがは我が娘だ。お前ならきっと私を…、統制者を止めてくれると思ったよ…」 メリ「えっ?」 ヴォル「…お前には辛い思いをさせてしまったな。悪魔につけ込まれた哀れな父を許してくれ…」 メリ「…父さん? あなたは本当の父さんなの?」 ヴォル「…お前だけでも幸せになれ…ぐふっ」 メリ「父さーーん!!」 ラム「いい話に転換するなよ!」 482 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/04(水) 00 07 38 ID wr97nqzqO ウィ「豆まきするぞ」 メリ「わっ、変な鬼のお面が歩いてると思ったらフォルズさん?」 ウィ「私は鬼だ。『鬼は外』しないと暴れちゃうぞ」 メリ「地獄の鬼の首折る刃の…」 ウィ「シャレにならん!」 メリ「私も鬼がいいわ。お面もう一つないの?」 ウィ「君がお面つけたら肌の露出が完全になくなるからダメ。早く豆を食わ…まいてくれ」 メリ「豆、もったいないわね。トウモロコシでいい?」 ウィ「トウモロコシがもったいないだろ!」 メリ「鬼は外!鬼は外!」 ウィ「キャッチ!キャッチ!あぁ…豆さん愛してる…福は内…」 メリ「死ね!」 ウィ「イテッ!こら!トウモロコシ投げるな!」 メリ「だって豆が切れたから。誰か柳生の漆黒買ってきてー」 ウィ「ぐっ…トウモロコシのバイオパワーで体に毒が…早く豆で回復を…」 メリ「ふざけた体質ね…。そもそも節分とトウモロコシに何の関連があるわけ?」 ウィ「お前が言い出したんだろうが!早く歳の数だけ豆をくれ…。今年18歳だ」 メリ「私より若い!豆好きがここでサバ読んじゃダメでしょ!」 ウィ「豆が若さの秘訣です」 メリ「もう残ってないけどね」 ウィ「節分なのに豆を食わせない気か!鬼め!」 メリ「っていうか節分は昨日なんだけど…」 485 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/07(土) 00 01 45 ID 3Ilh6zpeO メリ「今日は暖かくて良い天気ね」 ラム「剛剣かよ!どうせ晴天爆撃打とか言い出すんだろ?」 メリ「雲がないから手を伸ばせば太陽に届きそうな気がする…」 ラム「剛剣かよ!剛剣みたいにハイト無視かよ!」 メリ「あっ、クアールが交尾してる。のどかねぇ。私は犬派だけど」 ラム「剛剣かよ!どうせ咬撃氷狼派とか言い出すんだろ?」 メリ「ねぇ、いつまでここで貧困テント生活するの? もう豆のスープは飽きたわ」 ラム「剛剣かよ!香水の衝動買いで生計破壊させたの君だろ?」 メリ「いや、この生計難はどっかの自由の国が起こした金融破綻のとばっちりで…」 ラム「剛剣かよ!どうせ世界恐慌打とか言い出すんだろ?」 メリ「世界恐慌打だし、余分な人材は除名しないといけないわね」 ラム「剛剣かよ!どうせ強行派遣切りとか言い出すんだろ?」 メリ「でも私は除名しないでね。せっかく剛剣が化け物にも効くようになったし」 ラム「剛剣かよ!剛剣で自分の立場をメンテナンスかよ!」 メリ「冥界恐叫打!」 ラム「剛剣かよ!普通に剛剣かよ!」 メリ「私を除名したら、私の髪型が永久に迷宮入りになるし」 ラム「剛剣かよ!どうせフード無明剣とか言って脱ぐ気ないんだろ?」 メリ「聖剣技かよ!」 488 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/10(火) 00 50 59 ID wlEpMNTUO メリ「いたた…」 ラム「僕がおま…」 ルッソ「おまじないかけてあげるよ」 メリ「ありがとう。誰か知らない人」 ルッソ「髪型がわからないって、なんかワクワクするよな!」 メリ「ふふふ…そうね」 ラム「……」 メリ「あ、いたのラムザ」 ラム「テメー!人のポジション狙ってんじゃねーぞ!」 ルッソ「な、なんだよ~」 ラム「クソゲーの主役ごときが出しゃばってんじゃねー!」 ルッソ「クソじゃねーし!FFTと大して変わらねーよ!」 ラム「FFTはメリアがいる時点で神ゲーなんだよ!」 ルッソ「メリアが蔑ろにされてる時点である意味クソゲーだろ!」 メリ「ケンカはやめてよ。少し嬉しいけど」 ラム「投石!」 メリ「いたっ!何するのよ!」 ラム「大丈夫?僕がおまじないかけてあげるよ」 メリ「過程は無視か!」 ルッソ「いや、星座相性最高な俺がかける」 ラム「相性は関係ねーよハゲ!」 ルッソ「かぶりもの=ハゲって決めつけない方がいいお」 メリ「同意」 ラム「唐突にキャラ変えるな!」 ビブ「……」 メリ「あれ…傷が回復していく…」 ビブ「……」 メリ「あなたもおまじない使えるのね。ありがとうビブロス」 ラム「テメー!人のポジション狙ってんじゃねーぞ!」 メリ「もうやめて!」 491 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/13(金) 00 49 21 ID jfsWrJntO マラ「Yes we can!マラク・オバマです」 メリ「クソつまらない。消滅して」 マラ「酷ぇ…。ところで明日なんだけど」 メリ「何かあったっけ?」 マラ「ほら、俺みたいに甘くて茶色い物を俺に贈る日だよ」 メリ「えっ、大丈夫なの!? 誰かに恨まれるようなことした?」 マラ「何と勘違いしてるのかがわからん!」 メリ「それより明後日の話をしましょ。ハイラルの妹が誕生日らしい。知らないけど」 マラ「誰だよ!お前、明日が何の日かわかっててとぼけてるだろ」 メリ「わかったわよ。で、何?」 マラ「妹と喧嘩して今年は一個も貰えそうにないんだ。頼む…俺にくれ!」 メリ「注文してどうするのよ」 マラ「一個も貰えないのは男にとって致命的な不名誉…。愛情はなくてもいい!くれ!」 メリ「懇願するほうが不名誉だと思うけど…。まぁいいわ」 マラ「本当か!?」 メリ「自分自身ほど大切じゃない人に贈るとき、それが義理なのかもしれない…」 ?「……」 翌日 メリ「ねぇ、オバマはどこ?」 ラム「あの黒人なら除名したよ」 メリ「ハハハ…懐かしい展開ね…。じゃあ代わりにあげる」 ラム「ありがとう!…って何これ?」 メリ「土偶」 ラム「何と勘違いしてるのかがわからん!」 496 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/16(月) 00 05 37 ID vqqOIEipO ラム「……」 メリ「今日は随分大人しいわね。どうかしたの?」 ラム(沈黙状態で声が出ない!助けて!) メリ「…無視? そんなに私のこと嫌い?」 ラム(好きだ!周りが引くくらい愛してる!) メリ「ごめん、誰とも話したくないときってあるよね。それじゃ」 ラム(違う!待ってくれ!) メリ「…何? 口パクで言われてもわからないわ」 ラム(やまびこ草くれ!) メリ「フードの中身は麻婆豆腐じゃないわよ!」 ラム(何と勘違いしたのかがわからん!やまびこ草だよハゲ!) メリ「滅びのやっほーを聞け!」 ラム(あっ、やまびこだけ通じた) メリ(さっきから何なのよ。からかってるの?) ラム(なぜ君まで口パクしだすんだよ!) メリ(ローブオブロード壊しちゃったの私なの。ごめんね) ラム(どさくさに紛れて罪を吐露ってんじゃねーよハゲ!) メリ(貴重かつ芸術的な物ほど壊したくなるのよね。あなたにはわからないでしょうけど) ラム(うわ、どうせ通じてないと思って図に乗り出した…) メリ(様式を壊すことで、新たな美を探究するアーティスティックな精神こそが剛剣の要諦で…) ラム「能書きは実戦で役立ってからにしろハゲ!」 メリ「…試してみる?」 ラム「げっ!治ってる!」 498 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/02/19(木) 00 20 09 ID VMoRV4/fO ラム「剛剣考えたやつ死ね」 メリ「どうして?」 ラム「だって剛剣がクソなせいで君が冷遇されている!」 メリ「……」 ラム「いつか君に剛剣より優秀な特技を持たせたFFTを作ってやるよ!」 メリ「バカッ!」 ラム「うごっ!何をする!」 メリ「私の為に言ってくれてるんでしょうけど、わかってない。何にもわかってないわ!」 ラム「オエッ…。バカッ!って言ったら普通平手打ちだろ…。なんでレバーブローなんだよ…」 メリ「私がどれだけ剛剣の習得に努力したと思ってるの?」 ラム「……」 メリ「どれだけ破壊してきたと思ってるの?」 ラム「……」 メリ「どれだけ星を降らせたと思ってるの?」 ラム「そろそろ違うこと言えよ!」 メリ「剛剣は人生」 ラム「まとめすぎ!どうせ親父辺りに無理矢理仕込まれたんだろ?」 メリ「…確かに、最初は剛に入っては剛に従え的に剛引に習わされた。よく剛を煮やしたものだわ」 ラム「つっこまないからな」 メリ「でも私は剛剣に夢中になった!自信になった!個性になった!」 ラム「一軍にはならなかった…」 メリ「剛剣のない私なんてフードのない私みたいなもの!剛剣を愛せないなんてメリア好き失格よ!」 ラム(マジでメリアに剛剣教えたやつ死ねよ…)
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891 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/02/19(金) 01 13 12 ID H3LUxCbrO ヴォル「この砂漠のどこかに聖石が眠っているらしい。見つけた者はゾディアックブレイブの一員だ!」 クレ「砂漠で石を探すだけで勇者になれるのか」 ヴォル「うるさい黙れ」 バル「砂漠か…」 メリ「バルク、私と手を組まない?」 バル「どうするんだ?」 メリ「あなたが頑張って聖石を探し出して、私がそれを横取りするの」 バル「…それ本気で言ってるのか?」 メリ「人間、困った時に助け合うのは当然でしょ?」 バル「ああ。その言葉に涙が出るぜ」 メリ「でも聖石は一つしかないから私がもらうね」 バル「ああ。その言葉に涙が出るぜ」 クレ「人はパンのみで生きるのではない」 ヴォル「それは関係ない黙れ」 3時間後 バル「はぁはぁ…見つからない…」 クレ「日がクレた…」 ヴォル「まだ暮れてない黙れ」 クレ「金の髪飾りを装備してるから黙れません」 ヴォル「外して黙れ変態」 メリ「バルク、見つけた?」 バル「いや、普通に考えて砂漠で石を探すなんて無理だろ…。砂漠もう無理死にたい」 メリ「もう、役立たずなんだから」 バル「慈善事業にケチつけんな!」 聖石「お嬢さん、水でもいかが? 熱中症には気をつけなよ」 メリ「あっ、聖石落ちてる。ラッキー」 バル「なんだそりゃ!」 896 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/02/22(月) 06 22 43 ID 7py/JZTRO ラム「フード脱げよ」 メリ「嫌よバカ」 ラム「フード脱げよ」 メリ「嫌よバカ」 ラム「洗濯するからフード脱げよ」 メリ「自分でやるわよバカ」 ラム「生け贄にするからフード脱げよ」 メリ「フードは生き物じゃないわよ」 ラム「棚卸しするからフード脱げよ」 メリ「勝手にカウントしないでよ」 ラム「観光するからフード脱げよ」 メリ「私の頭は名所じゃないわよ」 ラム「健康診断するからフード脱げよ」 メリ「異常ないわよバカ」 ラム「バリウム飲むからフード脱げよ」 メリ「完全にそっちの都合じゃないの」 ラム「おかずにするからフード脱げよ」 メリ「完全にそっちの都合じゃないの」 ラム「目上の人と接する時はフード脱げよ」 メリ「異端者は目上の人じゃないわよ」 ラム「お金あげるからフード脱げよ」 メリ「お金もらうけど嫌よバカ」 ラム「いいからフード脱げよ」 メリ「わかったわよ」 ラム「早く脱げよ」 メリ「態度が気に入らないからやっぱり嫌よバカ」 ラム「除名されたくなかったらフード脱げよ」 メリ「どっちも嫌よバカ」 ヴォル「剛剣とルカヴィを駆使して、世界を滅ぼされたくなければフード脱げよ」 メリ「フードか世界平和か…、うーん…、やっぱり嫌よバカ」 世界「おい」 900 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/03/03(水) 20 32 08 ID G/CHh9mfO ラム「今日は桃の節句だし、雛あられ食いながらバレンタインのお返しをあげるから、何か欲しいもの言えよ」 メリ「えっ…」 ラム「ホワイトデーは本人が欲しいものをあげるのが一番だから欲しいもの言えよ」 メリ「あげてないんだけど…」 ラム「なぜチョコをもらえなかったのだろう。まるで見当がつかないな」 メリ「それはあなたがいつものラムザじゃないからよ」 ムス「お前が女性に親切にするのは不自然だよ。言葉遣いは悪いけど」 ラム「ムスタディオをやっつけろ」 労働「しょうがねえな」 ムス「ちょ…」 ラム「僕は妹のために人生をも棄てた超絶シスコンフェミニストだぞ!言葉遣いが悪いのもこのスレだけだ!」 メリ「私、妹のために人生を棄てた超絶シスコンフェミニストが嫌いなの」 ラム「別に妹のために人生棄ててないし!成り行きだし!」 メリ「私、成り行きで人生棄てるような弱者が嫌いなの」 ラム「弱者じゃないし!ウィーグラフにタイマンで勝った強者だし!」 男「爆裂団だけど有り金置いてけコラー」 ラム「このタイミングで出てくんじゃねえ!」 メリ「爆裂団をやっつけて」 ラム「私、今メリーさんの後ろにいるの」 メリ「…ラムザを破壊して」 労働「それはお前の仕事だろ」 904 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/03/06(土) 00 37 04 ID vXnhON690 メリ「イズルード、あなたいつまで戦技でくすぶってるつもり? そろそろ剛剣を覚えたら?」 イズ「うるせー!」 メリ「なっ…」 イズ「俺に指図すんじゃねー!俺はやりたい事をやりたい時にやる!」 メリ「…いつからそんな不良になっちゃったの?」 イズ「会う度に小言ばっかりいいやがって!大して年齢に差はないのに偉そうなんだよ!」 メリ「あなたがだらしないからでしょ。私があなたぐらいの年頃には既にディバインナイトだったわよ?」 イズ「けっ、さすがエリートお姉様ですね!でも低スペックの俺に同じことを求めるな!グレるぞ!」 メリ「だって団長の息子なんだから」 イズ「なぜ団長の息子だからってエリートでなければならない!剛剣を使えない人の気持ちを考えろ!」 メリ「使えないってことはないでしょ。だって私と同じ、父さんの子なんだから…」 イズ「……」 メリ「私が教えてあげるからもう少しだけがんばってみましょうよ。人生諦めが肝心なんだから」 イズ「…よくわからんが、あんたいい女だな。わかった、俺も団長の息子だ。もう少しがんばってみるとしよう」 ヴォル「ただいまー。お前達いい子にお留守番してたかー? だが私は闇の血族の一員、お前らの父親ではないわ」 イズ「あとで言えや!」 907 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/03/14(日) 01 27 20 ID Lh+xB9SL0 イズ「みんな姉さんのこと好きかい?」 ラム「好き好き」 雷神「フード脱げよ」 イズ「なんと姉さんの丸秘ヌード写真を手に入れましたー」 ラム「なんだと!」 雷神「どうせ頭部にモザイクかかってるとか言うのだろう?」 イズ「全身無修正に決まってんだろバカ!姉さんの入浴を命がけで撮影した奇跡の一枚!無修正に決まってんだろバカ!」 ラム「でかしたイズルード!いや、未来の我が弟よ。さっそく私に渡すのだ」 雷神「姉の真実に命をかけられる。お前こそ男の中の男、真の騎士だ」 イズ「あっ、よく考えたら自分死んでるんだった。そんじゃ、逝くわ」 ラム「待て!待つんだイズルード!いや、禁じられし写真を持つ者よ!お前はこの世に必要とされている!」 雷神「死ぬなイズルード!お前はまだ若い!死ぬのは老いぼれで充分だ!私は死なんがな!でもお前も死ぬな!みんな死ぬな!」 イズ「…お前達になら姉さんを任せられそうだ。たかが写真でこんなに愛されて、姉さんは幸せ者だな」 ラム「早よ写真出せや!」 イズ「…もう逝くよ。姉さんのこと頼んだぜ。写真はあげないけど」 雷神「弟ーーー!」 メリ「さっきから何騒いでるのよ…」 ラム「風呂入れよ」 メリ「もう入ったわよバカ」 913 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/03/19(金) 02 05 20 ID 94PctPc10 ラム「僕、恋愛すると脳のシナプスが全ブレイクして情緒不安定無職になるんだ」 メリ「ってことは一年中恋愛してるのね」 ラム「はい、プレゼントあげる。日頃の感謝を込めてだよ。別に恋愛感情とかそういうのじゃないんだからね!」 メリ「その割にはめちゃくちゃ気合い入れて包装してるじゃない。そんなに私のことが好きなの?」 ラム「君と出逢ってからは、正直妹が出来たみたいで人生が楽しいよ」 メリ「年上なんだけど…」 ラム「ハッピーバースデートゥユー。早くプレゼントを開けてごらん」 メリ「9ヵ月後なんだけど…」 ラム「中身は給料明細だよ」 メリ「言っちゃったし…。そういうのは普通に渡してよ。殺すわよ」 ラム「金のことばっかり書いた紙を普通に渡すなんてブサイクだろ。僕の顔面じゃないんだから。って誰がブサイクやねーん」 メリ「顔面はともかく、無意味に施したラッピングの完成度は正直ブサイクだと思った」 ラム「他者に対して、無意味なことに情熱をかけられるって素敵なことじゃないか。愛だよ愛」 メリ「でもラッピングはブサイクだと思った」 ラム「じゃあ早くブレイクしてくれよ!少しは中身気になれよ!何が出るかな何が出るかなってさ!給料明細だよ!」 メリ「…でも、一応感謝はしておくわ。ありがとう。できれば次は給料が欲しいけどね」 ラム「次は君が僕を愛する番じゃないか。ラッピングは忘れずにね。でも頭までラッピングしなくていいからね」 メリ「あなたも顔面のメンテナンスは忘れずにね」 ラム「誰がブサイクやねーん」 917 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/03/26(金) 00 30 34 ID 3o2Kj3BG0 イズ「姉さんにちょっかいかけるラムザうざい。死ね。ストーリーの都合上死ね」 メリ「のっけから邪悪すぎるでしょ。っていうかまだラムザと出逢ってないし…」 イズ「姉さんは俺の嫁」 メリ「どんな文章よ」 イズ「姉を異常思想者から守るのは弟の宿命だ。ラムザを滅ぼし、FFTをティンジェル姉弟がいちゃつくだけの物語にしてみせる」 メリ「発想の異常性では負けてないような…」 イズ「弟の愛がラムザをぎゃふんと言わせてやるぜ。だからこの戦いに勝ったら結婚しよう」 メリ「トイレしたあとはきちんと流しなさいよ」 イズ「給料3ヶ月分の指輪も買ってあるんだ。守りの指輪。って誰が低所得やねーん」 メリ「人参も残さず食べなさいよ」 イズ「子供はゾディアックブレイブが出来るくらい欲しいな。12人。あっ、自分達入れたら10人でいいのかイェア」 メリ「テレビは部屋を明るくして離れてみる見るのよ」 イズ「さっきから人のことなんだと思ってるんだ!」 メリ「大切な人だと思ってる」 イズ「ならば結婚しろ!まさか姉弟だから結婚できないとか言うつもりか!そんなもの詭弁だ!愛があれば何だって出来る!」 メリ「弟を異常思想から守るのは姉の宿命よ。だからダーメ」 イズ「ぎゃふん」 920 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/04/04(日) 04 41 54 ID LDYPW3BB0 ラム「普通に聞くけどさ、君の頭の中はどうなっているの?」 メリ「私の頭は急進的なイデオロギーと破壊衝動で詰まっているのよ」 ラム「そこまで中じゃない!」 メリ「あなたの頭の中にいる私の頭の中はどうなっているの?」 ラム「君は髪を束ねると弥生時代みたいだね」 メリ「ほら、自分の中で答えは出てるんじゃない。だから私がフードを脱ぐ理由は微塵もないし誰が弥生時代よ」 ラム「僕がイマジネーションで満足するような男に見えるかい?」 メリ「でも、こんなところであっさり披露したら今まで積み重ねてきた大切な何かが崩壊しちゃうでしょ」 ラム「じゃあ世界最期の日になったら披露してくれるか?」 メリ「…そうね。最期ならいいかもね」 ラム「人類がメリアの神秘を網膜に焼き付けながら全てが終わっていくなんて最高のエクスタシーだぜ。よって私は世界を殺す」 メリ「もしできなかったら?」 ラム「僕の一番の親友であるムスタディオを絞め殺すといい」 ムス「セリヌンティウスでも嫌がるわ!」 メリ「じゃあ早く世界を滅ぼして。もっと私を興奮させて!」 ラム「よーし!環境破壊ロボット労働八号よ!世界を滅ぼせ!ついでにムスタディオもやっつけろ!」 労働「メリアはノーヘアーです」 ラム「…えっ?」 世界は終わった 922 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/04/08(木) 00 19 05 ID 4O7ZtC0kO メリ「zzz…」 ベイ「言われた通り、スリプル、ドンムブ、ブライン、チキンをかけておいた」 ラム「サンキューベイ」 ベイ「どうせエッチなことでもするんだろうけど、ほどほどにしとけよ」 ラム「バイバイベイ」 メリ「ん…ここは…?」 ラム「気がついた?」 メリ「誰…? 誰か…明かりを…真っ暗で何も見えない…」 ラム「私はオルランドゥだ。今から弱った君にイタズラするけどおとなしくするんだよ。私はオルランドゥだ」 クラ「待てラムザ!ここは俺が引き受ける!お前は先に行け!」 ラム「ラムザって言うなHENTAIが!」 クラ「ラムザ、お前は甘いぜ。絶望が足りないぜ。俺が画竜点睛でこの女をもっと窮地に陥れるぜ。画竜点睛だぜ」 ラム「雲…お前…」 クラ「うおおおお!(チャージ中です。しばらくお待ちください)」 メリ「星天爆撃打!」 クラ「ウボァー…この技は…」 メリ「メテオレイ…間違えた星天爆撃打!」 クラ「どうせならドンアクしとけよベイ!」 ラム「雲ばっか出血だな」 クラ「くも膜下出血みたいに言うな!あーもう…一度でいいから普段強い女が弱ってる時に性的イタズラしてみたかった…」 ラム「鶏ごときに剛剣喰らって何欲情してんだHENTAI」 クラ「鶏状態なら先に言えよ」 925 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/04/16(金) 15 51 07 ID YuWAIx/YO ラム「一人旅をしてくる。あとは頼んだよ」 メリ「ちょっと待ってよ。そんなことしてる場合じゃないでしょ!戦時中よ!」 ラム「そんなことしてる場合なんだよ!」 メリ「納得のいく説明をしてよ!」 ラム「自分を見つめ直したいんだ。じゃあの」 メリ「ちょっと待ってよ。ストップ」 黒装束「無駄だ」 ラム「しばらくの間、君が軍の指揮を取るんだ。うちの軍は目的意識のないニートばかりだから何て事はない」 メリ「どこに行くつもりなの?」 ラム「ベルベニアにでも行ってみようかな。アジョラの生産地ということでパワースポットとして流行ってるらしい」 メリ「生誕地ね。そういった観光地は無風流な俗物観光客で溢れかえってて自分を見つめ直す旅には適さないと思うけど」 ラム「とにかく行くよ。行けばわかるさ」 メリ「ちょっと待ってよ!ストップ」 黒装束「無駄だ」 メリ「あーもう!うざい!強甲破点突き!」 メンテ「無駄だ」 ラム「僕はもう目標のために歩き出しているんだ」 メリ「だからって仲間を…、妹を救うという目的をもほったらかして旅に出るなんておかしいわよ!」 ラム「ネルベスカで宝探しでもしてくるよ。じゃあの」 メリ「お土産に最強の槍と盾をお願いね」 ラム「イェア」 931 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/04/23(金) 21 14 00 ID GuSSA2xvO ヴォル「ねえねえお姉さーん。なぜ人を殺しちゃいけないの?」 メリ「……」 ヴォル「ねえねえ、なぜローファルは足止め頼まれたのに邪魔者を死都にご招待するの?」 メリ「…父さん、あなたは本当に父さんなの?」 ヴォル「…父さん? しまった!ハシュマリム姿になるの忘れてた!」 メリ「えっ!あのTVで子供に大人気のマスコットキャラ、ハシュマリムの正体って父さんだったの!?」 ヴォル「なぁ、なぜ人を殺しちゃいけないんだ?」 メリ「…それ本気で聞いてたの?」 ヴォル「なぜ?」 メリ「されて嫌なことは人にしないって基本でしょ。父さんも誰かに殺されたら嫌でしょ?」 ヴォル「死ぬ奴は弱い奴だ。弱者は死んで当然だ」 メリ「父さんが死んだら私はひどく悲しむと思うけど、それでも殺されても嫌じゃないの?」 ヴォル「娘を悲しませる私を殺すような奴は私が殺す!」 メリ「だから殺しちゃダメだって言ってるでしょ!結局誰かが悲しむことになるんだから!」 ヴォル「呉越同舟ってやつだな。いや、違うな。嫌なことが連鎖していくのって何て言ったっけ。あ、呉越同舟でいいのか」 メリ「間違ってるわよ!」 イズ「父上は存在してるだけで悲しみだ。いっそ殺そう」 メリ「それもそうね」 939 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/05/05(水) 20 09 34 ID jiBVcfJ90 ヴォル「退屈だなぁ…」 メリ「せっかくの連休なんだし、どこかに出かけましょうよ」 ヴォル「…何?」 枢機卿「ホホホホ…。ヴォルマルフ殿、この娘はまだ知らないのです…」 ヴォル「そうか…。哀れな娘よ」 メリ「あなたの娘よ!」 ヴォル「いいか、よく聞け。お前はオヴェリアではない」 メリ「…えっ?」 ヴォル「お前は王女という名のニートではない。だから働け。フードを脱げ。社会奉仕しろ」 メリ「そんなの労働基準法違反よ!」 ヴォル「うちの騎士団は祝日こそせわしなく働く小売り型騎士団なんだよ!」 メリ「どんなブラック騎士団よ!」 ヴォル「騎士団の方針だからフード脱げよ」 メリ「そんなのフード雇用機会均等法違反よ!」 ヴォル「とにかく祝日に遊び回ってるほど我々に暇はない。大型連休などという言葉に踊らされるな。働け」 メリ「退屈だなぁ…って言い出したの誰よ!こうなったら倒してでも休日という栄光を掴み取ってみせる!」 枢機卿「おかしなマネはおやめなさい!あなた方に勝ち目はありませんよ!」 メリ「うるさいわね苦情王!それはバリンテンでしょ!」 ヴォル「…哀れな娘よ。いいか、よく聞け。連休はもう終わった」 メリ「えっ、もう休みないの?」 ロー「お前らいい加減働けや!」 945 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/05/17(月) 00 04 53 ID HzOpfJiS0 ヴォル「あっ、やべえ。イズルード殺しちゃった」 ウィ「あーあ…。またメリアドールに叱られますよ」 ヴォル「ついうっかり…。でも私の真の姿を見た途端、こいつのほうから飛びかかって来たんだぞ。あくまで自衛だ」 ウィ「八つ裂きにして、ハラワタまでガッツリ食っといてよく言いますね」 ヴォル「どうせならメリアが食べたかった」 ウィ「いくらこんな荒んだ時代でも言っていいことと悪いことがありますよ」 ヴォル「FFTはメリアが可愛いだけの漫画。基本はクソだ。だってメリア影薄いもん。メリアを蔑ろにするこんな世界で誰がマジメに生きてやるか」 ウィ「漫画じゃないけど大体あってる」 ヴォル「メリアに嫌われたくないからお前が殺したことにしてくんない?」 ウィ「嫌ですよ。私は草食系ですから」 ヴォル「使えない奴だな。つまんねー奴。虫酸が走るわ。仕方ない、最近世間を賑わしてる金髪小僧に罪をかぶせるか」 ウィ「それは名案!いきり立ったメリアドールが邪魔者も消してくれそうで一石二鳥じゃないですか。っつーか言い過ぎ」 ヴォル「よし、その作戦で行こう。口裏合わせろよ」 メリ「ねえ、イズルードはどこ?」 ヴォル「ウィーグラフの命令で食べました」 ウィ「金髪って俺かよ!」 956 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/06/06(日) 01 00 38 ID P7pvuZHQ0 ラム「大変だ!メリアフードが泥棒に盗まれた!」 メリ「もう、何やってるのよバカ」 ラム「早く犯人を捕まえないと大変なことになってしまう…(主に僕が)」 メリ「特徴は?」 ラム「金髪でくせ毛でイケメン」 メリ「あなたの特徴じゃなくて」 ラム「茶色いほっかむりして聖剣持った加齢臭だった」 メリ「忌々しい加齢臭め…」 ラム「奴は北のほうに逃げていった。早く奴を追うんだ!」 メリ「…別にいいわ。フードなんかのために走り回るのバカバカしいし」 ラム「えっ…そんな君らしくない…」 メリ「フードなんてまた買えばいいし、先に進みましょ。早くあなたの妹の仇討ちしないと」 ラム「勝手に殺すな!」 メリ「普通に考えて加齢臭に取られたら取り返せないでしょ。っていうか加齢臭って何よ」 ラム「メリア頭部が見えてもいいのか!」 メリ「今、フードつけてないわよ。だって盗まれたんだから」 ラム「うっ…」 メリ「ところでどうしたの? さっきからずっと下を向いて…。別に責任追求なんてしないから顔をあげて」 ラム「だって顔を上げたら見えちゃうじゃないか…」 メリ「何が?」 ラム「真実が」 メリ「あなたは真実に目を背けて生きていくの?」 ラム「…じゃあ顔あげるよ。本当に…本当にいいんだね?」 メリ「いいわよ。代わりに頭にバスタオル巻いてるから」 ラム「うげっ!湯上がメリア激萌えッ!」 959 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/06/19(土) 05 59 56 ID lVQ1cIlW0 ラム「退屈だなぁ。何か面白い話をしてよ」 メリ「先に進みましょうよ!」 ラム「落ち着け。頭を冷やせ。ついでにフード脱げ。今日できることは明日でもできるんだ。何なら誰かがやってくれるかもしれない」 メリ「じゃあ明日フード脱ぐわ」 ラム「それより面白い話をしてよ」 メリ「私はそういうキャラじゃないんだけど」 ラム「トークテーマ、人種差別」 メリ「難易度高すぎ!」 ラム「笑いのない世界なんていらない。人々が笑いあえる世界…それが本当の平和というものじゃないかな?」 メリ「人種差別で笑おうとしてる異常者がよくそんなこと言えるわね」 ラム「ネガティブを笑いというポジティブに昇華できたら素敵だと思わないか?」 メリ「そんなに言うならお手本見せてよ。ベオルブ・ラムザのすべらない話」 ラム「おっ、聞きたいか? ラムザ・ベオブブのすべらない話を」 メリ「すでにすべってるけど」 ラム「きっと笑いすぎて死ぬぜ。思い出し笑いで今夜は眠れないぜ。笑いすぎて肋骨折れるぜ。カルシウム足りないんじゃね?」 メリ「早く面白い話をしてよ」 ラム「おっと、携帯から書き込める字数の関係上ここまでだ。残念だったな。グッバイ」 メリ「ちょっと!今回は携帯じゃないし、そんな逃げ方は卑 960 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/06/25(金) 21 18 44 ID z0Inyr7D0 ヴォル「雨がうざいな」 メリ「梅雨だからね。この季節は暑いしジメジメするし、不快指数が半端じゃないからホントやだ」 ロー「私は梅雨の女とは相性がいいので好きですけどね」 メリ「私は12月生まれだけど梅雨の女とは相性が最悪。あなたはいつですか?」 ロー「私はいつではありません」 ヴォル「気持ち悪い会話してねぇでさっさと湿気下げやがれクソども」 メリ「梅雨で気持ち悪いからってイライラしないでよクソ親父。ハゲたらいいのに」 ヴォル「うるせえ!ちょっとかわいいからっていい気になるなよクソ娘!」 メリ「かわいい娘になんてこと言うのよクソ親父!」 ヴォル「かわいいって付けたからプラマイ0だろが!」 メリ「もう、めんどくさいから話しかけないでよクソ親父。傘盗まれたらいいのに」 ロー「二人とも落ち着いてくださいよ…。ただでさえ暑苦しいのに熱くならないでくださいよ…。さもないと殺すぞ」 ヴォル「テメーもキレてんだろがクソハゲ!あーやだやだ。ディバインナイトはみんな気が短かくてもうやんなっちゃう」 ロー「あぁ? もうめんどくさいからぶっ殺す。かかって来いクソ親子!」 メリ「上等よ!死ねクソ親父!星天爆撃打!」 ヴォル「青フード狙えやクソ娘!星天爆撃打!」 イズ「いつから梅雨は星が降る季節になったんだ…」 964 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/07/03(土) 21 18 15 ID JKQkbmgA0 ラム「はぁ…はぁ…山道は疲れるなぁ…。ちょっと休憩しようか」 メリ「もうバテたの? それでも戦士なの?」 ラム「見習いごときに体力を求めるな!Move4だからっていい気になるなよ!」 メリ「あなたも同じでしょ。っていうか女の私でもピンピンしてるのに情けない…」 ラム「僕のほうが年下だもーん。年下だったら弱くても仕方ないもーん」 メリ「女性より軟弱だなんてかっこ悪いと思わないの?」 ラム「生まれ変わったらイケメンになりたい」 メリ「あなたは今でも十分素敵よ。いつまでもあなたのままでいて。でももうちょっとだけ体力つけてね」 ラム「メリアたん…ありがとう…。僕がんばるよ!今回の休憩が終わったらがんばるよ!」 メリ「っていうか10分前にお昼休憩したばかりじゃない」 ラム「あんなものは休憩とは言わん!男女で休憩っていったら…察しろよ」 メリ「メチャクチャ元気じゃないの!」 ヴォル「すみません。オーボンヌ修道院へはどう行けばいいですか?」 メリ「つきあたりを左です」 ヴォル「ありがとうございます。助かりました。これで死都に行けます」 メリ「見てよ。あんなオジサンでも元気に登山してるのに最近の若者ときたら…」 ラム「彼はあなたの知り合いですか?」 メリ「いいえ、彼はヤクザです」 ヴォル「誰がヤクザだコラー」 ラム「っていうか僕らも修道院目指してるわけだが、ここどこだよ。何山だよ。勝手に山つくんなよクソが」 メリ「疲れたからって文句言わないの。疲れるなら重装備でHPあげなさい」 ラム「余計疲れるわ!」 メリ「はぁ…もうこの人の相手するの疲れるわ…」 ラム「情けない。それでも騎士か。年下の私はまだビンビンしているぞ。主に下のほうがな!はっはっは!」 メリ「じゃあ休憩はなしね」 ラム「…はい」 964 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2010/07/03(土) 21 18 15 ID JKQkbmgA0 ラム「はぁ…はぁ…山道は疲れるなぁ…。ちょっと休憩しようか」 メリ「もうバテたの? それでも戦士なの?」 ラム「見習いごときに体力を求めるな!Move4だからっていい気になるなよ!」 メリ「あなたも同じでしょ。っていうか女の私でもピンピンしてるのに情けない…」 ラム「僕のほうが年下だもーん。年下だったら弱くても仕方ないもーん」 メリ「女性より軟弱だなんてかっこ悪いと思わないの?」 ラム「生まれ変わったらイケメンになりたい」 メリ「あなたは今でも十分素敵よ。いつまでもあなたのままでいて。でももうちょっとだけ体力つけてね」 ラム「メリアたん…ありがとう…。僕がんばるよ!今回の休憩が終わったらがんばるよ!」 メリ「っていうか10分前にお昼休憩したばかりじゃない」 ラム「あんなものは休憩とは言わん!男女で休憩っていったら…察しろよ」 メリ「メチャクチャ元気じゃないの!」 ヴォル「すみません。オーボンヌ修道院へはどう行けばいいですか?」 メリ「つきあたりを左です」 ヴォル「ありがとうございます。助かりました。これで死都に行けます」 メリ「見てよ。あんなオジサンでも元気に登山してるのに最近の若者ときたら…」 ラム「彼はあなたの知り合いですか?」 メリ「いいえ、彼はヤクザです」 ヴォル「誰がヤクザだコラー」 ラム「っていうか僕らも修道院目指してるわけだが、ここどこだよ。何山だよ。勝手に山つくんなよクソが」 メリ「疲れたからって文句言わないの。疲れるなら重装備でHPあげなさい」 ラム「余計疲れるわ!」 メリ「はぁ…もうこの人の相手するの疲れるわ…」 ラム「情けない。それでも騎士か。年下の私はまだビンビンしているぞ。主に下のほうがな!はっはっは!」 メリ「じゃあ休憩はなしね」 ラム「…はい」
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キャラクター名 騎士ラムザPスキル:☆☆☆☆☆痛さ:★★★★★ gintama57_25.jpg メイン職業 Ace of 直結 直結力 ★★★★★ デッド数(振られた数) 1彩華 所属部隊名 なし 特記事項 彩華に大ランス(無理矢理) 戦闘スタイル 直結神 一口評価 ラムザの下半身はまさに世紀末 備考欄 かつてはA級ナイトとしてEゲブの裏方を支えていたが ◆ルル◆に対する直結事件から晒しスレにて直結=ラムザの符号が成立することになった 事件直後は首都に騎士○ラムザ、騎土ラムザ、騎士ラムサなどの偽者が次々と登場し首都をおおいに賑わせたという その全てが運営側からBANされ、ラムザ本人もSNSに閉じこもる運命を辿る 別名:性騎士ラムザ、Ace of 直結 また某コミュニティにて本人が Eゲブの-Ace of Divine C h o k e t u - です ◆ルル◆のログインから2分以内に告白。 騎士ラムザ 俺がもう、彩華といられないとだめなんだ(ヴォイド状態) 騎士ラムザ 俺、誰を失ってでも・・・彩華と一緒にいたいねん・・・;; 騎士ラムザ なにもかもなくなっちゃんだ。。。 と書いて、見事に突っ込まれている。 B鯖のキチガイによるラムザ直結詳細 1 http //fesns.com/?m=pc a=page_fh_diary target_c_diary_id=1411770 2 http //fesns.com/?m=pc a=page_fh_diary target_c_diary_id=1411836 3 http //fesns.com/?m=pc a=page_fh_diary target_c_diary_id=1411922 とりすたに粘着して別ゲーに走らせたとの噂も その他数名のリア♀にも言い寄っていた事がある 最近いきなり☆☆かがみん☆☆のSNS日記へ書き込みをするなどの行動を見る辺り 懲りずに次の直結相手を探している可能性が高い まじきち 厨2末期患者の末路ともいえよう 関連リンク 参考ログ 名前 コメント
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ラムザ・イシュタム 24・男 打点系前衛。 以下勝手なイメージによる記述- 常識人で仕事人タイプ、「黒の契約者」ギルドのギルドマスター。苦労人タイプのポジション。 インデュアやインテンションのお陰で、恐らくパーティ内では最強の防御力と生命力を誇ると思われる、正に鉄壁。 ただし、魔法防御力とカバーリングは無い。プロテクションが有るから何とかなるよね! ムードメーカーであり、この癖の強いギルドメンバー達を纏めれるのは彼しかいないかもしれない。 柿の種厨。 アテナといつくっつくん?←基本的にはビジネスパートナーと思っとります 第二章で裏切るらしい。でもアテナのファイアボルト+フォージで一撃で死ぬんと違うこれ 第二章で裏切るらしい。ちょっと三途の川で師匠に会ってくる
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妹(シスター)コンプレックス、通称シスコン 周りからそう呼ばれるも必死に否定するラムザだったが遂に堪忍袋の緒が切れる日が来た ムスタディオ「ラムザ~、相変わらず妹のアルマちゃんが心配なのか~い?」 ラムザ「・・・・・・」 ラッド「兄さん!私なら大丈夫だから!」 ムスタディオ「アルマ!無茶しちゃだめだよ!」 ラッド&ムスタ「「な~んてな!」」 ラムザ「・・・・・・」 アグリアス「いい加減にしろ、お前ら・・・ラムザこんな奴ら相手にしなくて良いぞ」 アリシア「そうですよ、アルマ様もきっと無事ですよ」 ラヴィアン「そうそう!だから、とっとと神殿騎士団をぶっ飛ばして助けましょう」 ラムザ「ぃ・・・」 一同「?」 ラムザ『いい加減にしろぉぉっ!!』 一同「ラムザが怒った!」 ラムザ「アルマは大事な血の繋がった肉親だから心配してるだけであって僕は妹(シスター)コンじゃない!」 ラムザ「第一!僕にだってちゃんとした倫理観とかあるんだぞ!それともそれが欠如しているとでも言うのかい!?」 以降2時間にわたってラムザの愚痴と罵声が当たりに響き渡った ムスタディオ「・・・・じゃ、じゃぁなんなんだよ!」 ラッド「・・・そ、そうだ!そうだよ!お前のシスコンっていうのはなんなんだよ!」 ラムザ「僕のシスコンはシスター(修道女)コンプレックスってなだけだぁぁぁ!!」 アグリアス「・・・なんと!?そうだったのか!!私は重大な勘違いをしていたのかぁ!!」 アリシア「そこでそうやって納得できる隊長も隊長よね~」 ラヴィアン「まぁ、そこは惚れた相手のは何とやらって奴ですよ♪」 ラッド「というか、メリアドールに無反応な時点で修道女コンプレックスが成り立たないという事実に気付かねえか、普通・・・」 ムスタディオ「ば~~か、あれのどこが清廉潔癖な修道女だよ(ゲラゲラ」 ラッド「そうそう!あんな脱がせフェチなブラフェチ女のどこが淑女の鑑の修道女だっつうの(ゲラゲラ」 メリアドール「ほほぅ・・・」 ラヴィアン「あ・・・(顔面蒼白になる)」 アリシア「あーあ・・・・(あちゃ~というポーズをとる)」 ムスタディオ「それにだな、あんな頭までベール被ってる奴は絶対ハゲだって!(ゲラゲラ」 ラッド「だからあんなのに惚れる奴いねえって!居るとしたらルカヴィくらいだろ(ゲラゲラ」 メリアドール「なるほどなるほど・・・」 ムスタディオ「それによ~、態度がコロコロ変わりまくるんだぜ?信奉に熱いというよりただの尻軽だろ(ゲラゲラ」 ラッド「第一、セイブザクイーンなんて持ってるけどセイブザブラザーのが正しいんじゃねえの?(ゲラゲラ」 メリアドール「そうかもしれんなぁ・・・」 ムスタディオ「あんたもそう思うだろ、なぁ?(そういって背後を振り向いてにこやかな笑顔を浮かべるメリアドールとご対面)・・・・え?」 メリアドール「私について色々と面白い意見をありがとう・・・」 ラッド「・・・えっと・・・ごめんなさい?」 メリアドール「問答無用!!!」 ラッドムスタディオ「「ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」 ラッドとムスタディオは後に語る「怒り狂った凄腕の女騎士はルカヴィなんかよりも恐ろしかった」っと・・・ アグリアス「大丈夫だ、ラムザ!例えそれが事実であろうと私の想いに変わりはない!」 ラムザ「いえ・・・あれはからかってきたムスタディオ達に対して一矢を報いる為の・・・まぁ、こういう美味しい思いが出来たからいっか・・・」
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一方そのころ。 「猫がこんなに可愛いなんて思わなかったわ」 「ははは、もうすっかり懐いちゃいましたね」 …アグリアスが陥落していた。メリアドールのされるがままに、ぐったりとしたまま眠りに落ちていた。 名うての剛剣の使い手は、対象の猫の精神も粉々に粉砕するという、剛『指』の使い手でもあったと いうわけだ。ときに御両人、タイタンの地響きもジェニックの絶叫も聞いてなかったんでしょうか。 そんなのんきな二人の元へ向かうマラークとクラウドは、アグリアスを探していた。 「ところでクラウド。アグリアスが何にされていたか、お前知ってるか?」 「……白い…動物だったな。狸やイタチ…じゃないと思うが、その辺りだ」 「白い…」 そう言われて、カエルにされた後遭遇した、白い猫を思い出す。 と、同時に、メリアドールの膝の上で眠る白い猫が目に入る。 「もしかしてあの猫が…アグリアスか!?」 そう言ってマラークがぐったりした猫に駆け寄った。 「…え?」 「すまんラムザ、ちょっとその猫を借りるぞ!」 おおわらわで猫を取り上げるマラークに、なんのことやらと目を丸くするラムザとメリアドール。 「…どうだ!?」 万能薬を振りまくマラークと、きらきら光を振りまきながら人のかたち…アグリアスの姿に変化する猫の 様子に、ラムザとメリアドールが呆気に取られている。 「良かった…助かったよラムザ。彼女を捕まえていてくれてありがとう」 「トードの応用…というか、失敗例だ。他に類を見たことはないが」 ラムザとメリアドールの驚きように老婆心が働いたのか、クラウドが一言呟いた。もっとも、彼らが 言葉を失っている理由はそちらではなく、さっきまでさんざ弄っていた猫がアグリアスだった、という 点なのだが、勿論そんなことはクラウドが知る筈もない。 「おい、しっかりしろ、アグリアス!」 「…?」 マラークに肩をゆすられてアグリアスがゆっくりと目を開けた。しかしその瞳はぼんやりしており、 虚ろというか寝ぼけ眼というか、心ここにあらず、といった雰囲気である。 「ど、どうしたんだアグリアス?」 「…待て、様子が変だ」 揺り起こそうとするマラークをクラウドが制した。 「ア…アグリアスさん?」 ラムザがおそるおそるアグリアスに近づくと、なぁ、と猫なで声を上げてアグリアスがごろりと 身を起こす。その仕草は猫そのもので、近づいてきたラムザを見るなりアグリアスは四つんばいで近づいて、 ラムザの脚に首筋を擦り付けている。 「ど、どういうことだ!? ラムザ、これは一体…!」 「…マラーク。これは俺の推測なんだが」 先ほどから顎に手を当てて考え込んでいたクラウドが口を挟む。 「…確か、相手を鶏に変化させる術があったな?」 「あ、ああ、狐鶏鼠のことか。それがどうかしたのか?」 「たとえ勇敢な人物でも臆病者になる、つまり身も心も鶏のようにする変化の術が存在する…と考えれば、 アグリアスがかけられたのも、身も心も猫にする術、と考えるのはおかしいか?」 「いや、今回は単なるトードの失敗だろう? そんな付加効果があるようには…」 「失敗だからこそ、とも考えられるぞ? 今のアグリアスの状態は…」 クラウドとマラークが取り留めのない推測を論じている傍で、多分自分たちのせいだろう、と 冷や汗混じりに視線を合わせるラムザとメリアドール。アグリアスはなおもラムザの足元をぐるぐる回っている。 「と、とにかく、アグリアスさん、しっかりしてくださ…うわっ!?」 しゃがもうとしてバランスを崩し、ラムザが派手に尻餅をついた。 「痛たた…えっ? う、うわ!?」 ラムザの足元からするりと身をかわしたアグリアスが、今度はラムザの上に覆い被さってすんすんと鼻を 鳴らし始めた。眼前に迫ったアグリアスのうっとりした表情に見惚れてラムザが動けなくなったのもつかの間、 さてはミルクの臭いでも嗅ぎ取ったのだろうか、なんと今度はアグリアスがラムザの口元をちろちろと 嘗め始めたではないか。 「わ、わーーー!?」 流石のラムザもこれには顔を真っ赤にしてアグリアスから逃れようとする。しかし全体重と腕力をもってして 押さえ込もうとするアグリアスが相手では相当に分が悪く、顔は見る見るうちに嘗め尽くされていく。傍らでは メリアドールとマラークが、なんだか見てはいけないものを見てしまったような顔で茫然とし、終始冷静を装う クラウドは依然として表情こそ変えていないが、ごくり、と唾を飲み込んでいる。 「たっ、助けて! メリアドールさーんっ!」 「え…っ? …あ、あっ、アグリアス! しっかりなさいっ!」 ラムザの助けを求める声に我を取り戻したメリアドールが、アグリアスの両肩を掴んでラムザから 引き剥がす。食事の時間を邪魔されたかのように不機嫌そうにアグリアスがうめいていたが、自分を抱えた メリアドールを見るなりその表情が緩んでいく。同時にメリアドールが危険を察知するも、遅かった。 アグリアスはそのままメリアドールに寄りかかり、そのままの体勢でのしかかる。 「きゃああ!?」 派手に転ばされて、今度はメリアドールが悲鳴をあげた。 気が付けば、ラムザと同じように尻餅を付いたメリアドールの両脚の上に、アグリアスが丸くなって すうすうと寝息を立てている。 「ちょっとアグリアスッ!?」 「待った、起こさない方がいい。彼女の意識が猫のままである以上、下手に刺激して逃げられても困る」 常に前線、ゆえに重装備のアグリアスにのしかかられて、悲鳴をあげない女性などいない。 とはいえマラークが言うことも一理ある。しぶしぶメリアドールが押し黙る。 「それにしても、なんでこんなことに」 「それはこっちの台詞よ…ねえラムザ? …ラムザ?」 そのラムザといえば、顔中涎まみれにして涙目のまま茫然自失。まあ、突然迫られて顔を嘗めまくられたら びっくりするというか、ショックで固まるのも無理もないだろう。しかもそれが自分の仕業とあっては尚更か。 「…俺も手遅れだったらトカゲになりきっていたということか…カエルじゃなくて良かった…本当に良かった」 クラウドが恐怖の余り涙するが実際にはそんなことはなかっただろう。少なくともこの部隊にトカゲを 可愛がる趣味の人間がいるとは思えない。 泣きながら真剣に頷くクラウドに、メリアドールが自分の膝の上で幸せそうに熟睡している大きな猫を指差した。 「しみじみ言ってないで、早くアグリアスをなんとかしてよ…」 「とりあえずキャンプへ連れて行こう。皆に報告しないと」 「あ…ちょ、ちょっと待って。とりあえず今回の騒ぎ、アグリアスの件は出来るだけ内密にして」 まさかアグリアスが性格まで猫になった原因が自分たちにあるとあっては、後々どうなるかわかったものでは ない。思わず隠蔽工作に走るメリアドール。 「何故だ」 「えっ? あ…その…ほら、皆に要らない混乱を招く可能性があるし、面白半分でアグリアスをからかったり しない人もいないわけじゃないでしょう? 精神的ダメージなわけだから、悪化させないためにも そっとしておくべきだと思うわ?」 妙に鋭いクラウドの問いにどぎまぎしながら出任せ半分で返す。 「そうなると、アグリアスの看病をするのもメリアドールになるけど、いいのかい?」 「え、ええ。それでいいわ。ラムザにも一緒にいてもらうけど、いい?」 「それはラムザと一緒に決めておいてほしい。さ、行こうクラウド」 それだけ告げて、マラークとアグリアスを背負ったクラウドが歩き出す。 一方のメリアドールは、ラムザを介抱する素振りをしながら二人と距離が出来たのを確認した瞬間。 「ラムザーーーーッ!!」 ラムザの両肩を押さえてがくんがくんとゆすりだした。 「一体どうするのよぉぉぉおお!!」 脳味噌を力の限りシェイクされて、ようやくラムザがこちらの世界に戻ってくる。 「…はっ!? ど、ど、どうしましょうメリアドールさんッ!! ももももしアグリアスさんがああああの ままだったらッ!?」 「うっ…ま、まずは顔を洗った方がいいと思うわ」 錯乱しつつ涎と涙でぐずぐずになったラムザの顔に、メリアドールは一歩二歩と後退りしたのだった。 かちゃかちゃと、メリアドールがテントの中で横たわるアグリアスの鎧をはずす。 「…人の気も知らないで、随分と気持ち良さそうに寝てるのね…」 「…ははは…」 ラムザはコメントに困っている。鎧がはずされ、衣服だけの状態で眠るアグリアス。 「………」 そしてその眠り姫を、食い入るようにじっと見つめる二人。 「ねえ…」 「はい?」 「さっきまで可愛がってた猫が、アグリアスだったってわけよね…」 「え、ええ…そうですね。変な感じですね…」 微妙な沈黙が周囲を支配する。 と、何の前触れもなくメリアドールの手がアグリアスに伸びた。 「?」 どうかしたのかとラムザが訊こうとする前に、メリアドールの指がアグリアスの喉元を撫でていた。 「メ、メリアドールさん!?」 「えっ!? あ、ご、ごめんなさい!?」 慌てて手を引っ込めるメリアドール。喉を撫でられたアグリアスは、んん、と気持ち良さそうにうめき、 顔を緩ませてなお眠り続けている。 「い、一体何をしてるんですかっ!?」 「だって、さっきの猫のイメージが頭から離れなくて…アグリアスの寝顔を見てたら、つい」 「だからってそんなことをしたら、精神がずっと猫のままかもしれないんですよ!?」 「うっ…そ、そうね」 アグリアスを起こさぬよう、ラムザが小声で説教する。 「我慢してください、僕だって我慢してるんですから」 「はい…」 注意されてメリアドールがしゅんと小さくなった。 「でも…我慢してるってことは、触ってみたいってこと?」 「………」 ラムザは答えない。が、耳まで真っ赤なので否定していないようである。 「もー、ラムザも可愛いところがあるのねー。ほらほら」 「や、やめてください! 僕だって猫じゃないんですから! ど、どこ触ってるんですか!?」 そんなやり取りがあって、触るの触らないの、撫でるの撫でないの議論を超えて、夜が明けて。 「ん…っ」 ついにアグリアスが目覚めようとしていた。 「アグリアス!」 「アグリアスさんっ!?」 「?」 しかし、どうも様子が変だ。やはり猫のままなのだろうか? 「しっかりしてください! アグリアスさん!」 「アグリアス!? 私が誰だかわかる!? ねえ、アグリアス!?」 二人の顔は…私を可愛がってくれている…いや、違う。この二人の目は『私』を見ている目だ。 「…な、なんだ? 私はなにをしていたんだ…?」 必死の二人の呼びかけによりアグリアス覚醒。おかえりなさいアグリアス。 「よ、よ、良かった…」 「アグリアスよね? あなたはアグリアスよね!?」 「一体何を言いたいのかわからんが…私がアグリアス以外の誰だと言うんだ?」 その言葉に、メリアドールとラムザがわっと泣きながらアグリアスに抱きついた。 「なんだ!? 何事だ!? いや、それより二人とも、その目の下のくまはどうした!?」 聞きたいことは山ほどある。それよりも、二人に抱きつかれると不思議とあたたかな気持ちになる。 手の感触や、におい…思い出そうとしても、それが何だったのかよく思い出せない。 「…なんだか、不思議な夢を見ていたような気がするな…」 ぼんやりとした思考の中で、アグリアスは夢の中で見たやさしい手のひらを、ふっと思い出すのだった。 「…あ」 とか言ってる間にどうやら全部思い出したらしい。 さて、その後の顛末。 「よおムスタディオ…どうしたんだその石鹸」 「これか? 銃の手入れをしたらちゃんと手を洗えってアグリアスがさ」 「ふーん」 「ところでメリアドールは? 伯が呼んでたんだけど、ラッドは知らないか?」 「ああ、あそこだあそこ。ほら、あの猫の山の真ん中」 「うへえ…どうやって呼んだんだよあのたくさんの猫」 「ちょっ、クアール来てるよクアール! 何のんきに手懐けようとしてんだよメリアドール!」 「危ねえ! 待ってろ、今すぐ誰か呼んでくる!」 「待て…すげえ、ものの3秒で手懐けた」 「マジで!?」 ラヴィアンはあれから一晩ずっと逃げ回っていたようで。 「ったくもー、あたし何か悪いことしたっけ? アグリアス様ったら妙にあたしを避けちゃって…って、 ちょっとそこ行く不審者ラヴィアン! あんたあの後一体何処をほっつき歩いてたのよ!」 「えっ!? んー、ちょっとお散歩がてらに~…あ、ほら、他に増援とか伏兵とかがいないか斥候してたのよ」 「滅多に使わない言葉を使わない! あんたの文章、あからさまに変よ」 ラヴィアンの苦しい言い訳に、アリシアが呆れてため息をつく。 「あの…アリシアさん、夕べは一緒にいてくださってありがとうございました」 その背後から深々と頭を下げるラファに、慌ててアリシアが表情を緩ませる。 「あ、ラファちゃん大丈夫? ごめんねラヴィアンのせいで…」 「はい、多分、もう大丈夫…です。アリシアさんがいて安心しました」 「そう、それなら良かった」 微笑むアリシアに、思い掛けぬラファの一言が放たれた。 「あの…今度から姉さんって呼んでもいいですか?」 「…え゜?」 アリシアが異音を発してフリーズした。 「一緒にいてもらってた間、すごく安心して…まるでお母さんみたいって思ったんだけど、それじゃちょっと 失礼ですし、アリシアさんだったら姉さんかなあ、って」 ちょっと頬を赤くしながら、ラファがもじもじと口を開く。 「いいですよね、姉さん?」 可愛らしい微笑みを浮かべてアリシアに抱きつくラファ。固まったアリシアが顔だけマラークに向き直るも、 「ラファを立ち直らせる方法が…残念ながら思い浮かばなかった」 首を横に振り、そして深々とアリシアに頭をたれるマラーク。 「…妹をよろしくお願いします、義姉上」 魅惑のアリシアお姉さま、ここに爆☆誕!(ナレーション:ラヴィアン) 「ちょっとおおおお!?」 「あーあ、アリシアったらますますアグリアス様に似てきたわねえ」 「…ラヴィアン…あんたが原因でしょーがッ!!」 「オホホホホホホホ」 「だから逃げるなッ! あ、ラファちゃんちょっと放してくれる? …マラーク助けてぇえ!」 メリアドールが猫好きになった一方で、この人は。 「あら、伯、顔色が優れないようですけど、どうしたんですか」 「い、いやあ…その、なんじゃ、ちょっと疲れててな。ず、随分猫に好かれておるようだな」 「ええ。ほら、可愛いですよ」 「ち、ちちち近づけんでくれ! ど、どうも猫は駄目なのだ!」 「え? そ、そうなんですか? …こんなに可愛いのに…というか、伯は苦手でいらしたんですか」 「うむー…」 猫が苦手のはずだったメリアドールに自分の剣を後継させようとしていたシドの目論見はあっさり外れてしまう。 ちなみにシド、勿論本人がその理由を知る由もないが、アグリアスには口もきいてもらっていない。 「この剣術、誰に継承すればいいものか…はぁ」 暗黒剣を覚えたがっていたラッドに伝授しようかのぉ…などと考えるシドであった。 そして肝心のアグリアスは、というと。 「…二人とも、皆と一緒に休憩してきたらどうですか」 「ん? いやいや、俺たちのことは何も気を使わなくていいんだよラムザ」 「そうよ、私たちのことは全然気にしなくていいのよ」 長いすの上でラムザの膝枕で眠るアグリアスを見ながら、その対面に座るベイオウーフとレーゼがにこにこと 笑っている。 「…僕が気になるんです。二人ともそうやってあからさまににやにやして…」 「だって幸せそうなんだもの、こんなにほのぼのしてたら、ずっと眺めていたいっていうのが心情じゃない?」 「そうだぞ、できることなら俺もすぐにでもレーゼを膝枕してあげたいくらいだ」 「あら、膝枕するのは私のほうだと思うわ」 はしゃぐカップルにラムザは人差し指を口に当てて言う。 「あの、お二人とも、騒ぐのでしたら、外に移動をお願いできますか」 「あらあら、体よく追い出されてしまったわ」 「仕方ないな、この場は二人に任せるとしよう」 最後の最後まで二人を冷やかしながら去っていく二人。 「ふう…」 …前はお昼寝なんてするような人じゃなかったのに。 ため息を漏らすと、自然と膝の上で寝息を立てているアグリアスに視線が行く。つん、と頬をつつくと、 くすぐったそうに身じろぎして、また寝息を立てる。 「………」 ぼんやりしながら、こういうのも悪くない…かな、と顔を赤くするラムザ。まんざらでもないようである。 それからクラウド。毎夜毎晩カエルが顔に張り付く夢を見て一週間まともに眠れていないらしい。 「助けてくれ」 「俺に言うなよ」 涙目でクラウドにしがみつかれるムスタディオも困惑気味だ。 そして最後に、似たような状況の人が。 「うーん、うーーーん…はぅっ!?」 真っ暗なテントの中で、黒魔道士が目を覚ます。 「も、も、もういやあああ! なんで日に日に増えてんのよぉぉぉおおおお!!」 そう、あれからジェニックは、毎晩毎晩夢の中でタイタンとの逢瀬を満喫していたのだった。 しかもどうやらタイタンの人数は邂逅のたびに増員されているようである。ビバ・兄貴ラインダンス。イエー。 「ああもぉ最悪! 見なさいよこのクマ! 何日も寝てないのよッ! しんッじらんないッ!!」 闇夜の黒魔道士の目の下のクマなど、ここに誰かがいたとして一体誰が確認できようか。 わしわしと自分の髪を掻き乱し、教会の描いたラムザの似顔絵入り手配書に、帽子を投げつけ怒鳴り散らす。 「それもこれも全部ラムザのせいよッ!! 絶対復讐してやるんだからあああーーーーーーー!!!」 筋違いの逆恨みに、手配書のラムザも心なしか呆れ顔だった。 END
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夏――! 夏といえば――水着ッ!! 「という訳で、プールにでもいきませんか?」 「却下。なんか関西弁を話すマインドフレイアに触手プレイされる予感がする」 「じゃあ海に行きましょう」 「解った」 こうしてラムザとアグリアスは戦いの疲れを癒すため海水浴を決定した。 ウォージリスの浜辺で、水着姿の一同はおおはしゃぎだ。 ムスタディオは「スイカ割りをするぞ」と叫び、ラヴィアンとラファが参加する。 ラッドはアリシアを岩陰に連れ込んだ。釣り具を持って。 ベイオウーフもレーゼを岩陰に連れ込んだ。特に何も持たず。 オルランドゥ伯は赤フンで海に飛び込んだ。 マラークは蛙になって波にさらわれた。 残ったラムザは右腕をアグリアスの胸に挟まれ、左腕をメリアドールの胸に挟まれていた。 「メリアよ。ほれ、スイカ割りが楽しそうではないか。 ああいうのを割るのも剛剣らしくて面白いんじゃないか? 行ってこい」 「あらアグリアス。ラッドがアリシアにイタズラしないよう見張りに行った方がよくない?」 ラムザを挟んで睨み合う両者。 目の前で火花が散っているというのに、ラムザは惚けた顔を浮かべていた。 青いビキニが眩しいアグリアスさん。 緑のワンピースが美しいメリアドール。 二人に挟まれている僕はなんて幸せなんだろう。 その様子を見て、ムスタディオは歯軋りをする。 「ぬうう……ラムザめ、うまくやりやがって。 こうなったら俺もラヴィアンとラファ……ラファはいいや、 ラヴィ……いや、こいつもなぁ……う~ん……」 などと呟いたせいで、首まで埋められたムスタディオはスイカの代わりをする事になった。 そしたら海から戻ってきたオルランドゥ伯がエクスカリバー装備で参加を表明。 「ああ、俺死んだわ」 ムスタディオのデコが夏の太陽を浴びて輝いた。 そして、その横でラムザも首まで埋まっていた。 「あのー……何がどうなってるんですか?」 問いに答えるはアグリアスとメリアドール。 「愚問だなラムザ。お前はフラグだ」 「要するに私とアグリアス、同時に走り出して先にラムザのフラグを取った方が勝ち」 旗なんてどこにあるんだろうと疑問に思うラムザの頭上で、アホ毛がゆらゆら。 グシャリ。 隣から奇妙な音が聞こえ、頬に嫌な感触の液体がかかったラムザは、天を仰いだ。 「太陽が眩しいや」 ラムザから十数メートル離れた位置に並ぶアグリアスとメリアドール。 いよいよ決戦の時! 「フッ、メリアドールよ。ラムザのアホ毛は私がいただく」 「甘いわねアグリアス。鈍足のあなたに私が負けると思って?」 一秒。 二秒。 三秒。 「しまったぁっ!!」 「この勝負もらった!」 アグリアスが慌てふためく横で早々にガッツポーズを取るメリアドール。 これはもう駄目かもしれんね。 「じゃあ行くわよ! ヨーイ、ドン!」 メリアドールが合図をし、先んじて走り出す。 慌てて後を追いかけるアグリアスだが、開いた差は閉じようがなかった。 絶体絶命! このままラムザを奪われてしまうのか!? その時、救世主来る! 同時刻――竿を握りしめ、呼吸を乱しているアリシアの姿があった。 「ら、ラッド! ラッド! もう駄目、私……!」 「アリシア、もうちょっとだ。もっと力を込めて……」 「あっ、あっ……来る! 来るわ! あっ……!」 アリシアは尻餅をついて、獲物のかかった釣り竿は力いっぱい引っ張られた。 頬に釣り針の刺さった蛙が宙を舞い、糸が切れ――。 というように健全に釣りを楽しんでいるラッドとアリシアであった。 メリアドールは踏んづけた。ヌルッとしたこの感触! 蛙だ! 「キャアッ!」 「グゲコォッ!?」 マラークの声にならない声の上に、メリアドールがすってんころりん。 哀れ下敷きとなったマラークは虫の息。 「今だァッ!」 これ幸いと猛ダッシュするアグリアス。狙うはラムザのアホ毛! 「取ったぁー!」 目前! という所で濡れた何かを踏んづけ、足を取られた。 「いかんいかん、ふんどしをしめ直そうとしたら、風に飛ばされてしまったわ」 という声が聞こえ、アグリアスは自分が踏んづけたのが、 オルランドゥ伯の赤フンだと理解し、声にならない声を上げた。 そして前のめりに倒れた先には、埋められたラムザが顔を出していて――。 肘。 それはもう綺麗にラムザの鼻梁へとアグリアスの肘が叩き込まれた。 このパターン、絶対アグリアスの胸が顔にムニュッと思い込んでいたラムザは、 予想外の衝撃に凄まじい勢いで鼻血を噴出した。 ああ、どうせならこの鼻血、違う理由で出したかった。 こうしてウォージリスの浜辺は二人分の生き血で染められましたとさ。 そしてベイオウーフとレーゼが帰って来たのは日が暮れてからだったとさ。 そして今日の晩ご飯はラッドとアリシアが釣り上げたマインドフレイアだったとさ。 『煮てよし、焼いてよし、でもタタキは嫌やで!』 と魔獣語で言うマインドフレイアだったが、アリシアは魔獣語をセットしていなかったため、 マインドフレイアの活け造りを振舞うのだった。 「ゴンザレス……久々の出番だというのに、哀れな奴」 「ゴンザレスって誰だっけ?」 大量出血したラムザとムスタディオも無事回復し、 ゴンザレスことマインドフレイアの活け造りをおいしくいただいたとさ。 その横でアグリアスとメリアドールが争っていた。 「どけメリアドール! ラムザに『あ~ん』してもらうのは私だ!」 「年増の癖に『あ~ん』してもらうですって!? 私はラムザに『あ~ん』して上げるんだから!」 「ぬうう! ならば私はおしぼりでラムザの口を拭き拭きする!」 「だったら私は――!」 異端者ラムザ一行、今日も平和である。 終わる
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653 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/07/24(金) 00 49 21 ID +wb2UujbO ヴォル「今日は私の誕生日会ということで、豪華なディナーを用意した。果てしなく食らうがよい!」 メリ「…なぜ誕生日側が振る舞うの?」 イズ「父が死に一歩近づいたところで、大事な話があるのですが」 メリ「嫌な言い方するのね…」 イズ「姉さん!僕と結婚してください!」 メリ「大事な話すぎる!」 ヴォル「…貴様か、私の大事な娘にちょっかい出してる愚か者は」 メリ「息子でしょ!」 イズ「お父さん!娘さんを僕にください!」 ヴォル「貴様にお父さんなどと呼ばれる筋合いはない!娘と結婚するのはこの私だ!」 メリ「もう何がなんだか…」 イズ「メリアドール考えたやつ天才だろ…。可愛すぎるって、これ」 ヴォル「私の作品さ。後に私の嫁になる女だ。弟のお前には無理な話だがな!はっはっは!」 メリ「むしろ父親のほうが無理よ!」 イズ「早く死んでくださいね。老い先短いオッサンと結婚しても姉さんは幸せになりませんから」 ヴォル「誕生日に死ねとか言うなよ!46年生きてきて初めてのお誕生日会なんだぞ!」 メリ「皆既日食レベルね…」 イズ「誕生日に死ねるなんて素敵やん?」 ヴォル「話の都合上、お前のほうが先に死ぬだろが!」 メリ「もうやめて!父さんの誕生日は昨日よ!」 657 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/07/27(月) 00 47 35 ID um6Jbk4LO ラム「北天が最強さ」 雷神「何を言う!南天が最強だ!」 メリ「不毛なケンカはやめなさい。神殿騎士団が最強なんだから」 雷神「剛剣のチンカス部隊が我が軍勢に勝てる気でいるのか?」 メリ「南天は他にエルムドアぐらいしかいないじゃない。うちは中ボスクラスが7人はいるわよ」 ラム「我々が本気になれば神殿騎士団など簡単に潰せるのだ。ソース 長兄」 メリ「聖石を持つ神殿騎士団が最強。ソース バリンテン」 ベイ「聖印騎士団が最強さ!」 ラム「性淫騎士団?」 ベイ「そんな日本語はない!」 ラム「ライオネルってドラゴンとの交尾を目的に、人々が憎しみあってる変態ばっかなんだろ?」 雷神「ライオネルの男って、男なのにアクセサリでリボンつけてる変態なんだろ?」 メリ「ライオネルに原爆落ちればいいのに」 ベイ「ライオネル批判するのやめろ!」 ラム「ホーリードラゴンともう寝たのか? ベイオネル」 雷神「ドラゴンのどこに欲情するんだ? 鱗か?」 メリ「ドラゴンと交尾するのって気持ちいいの?」 ベイ「なぜドラゴン形態を前提に話すんだよ!聖印騎士団なめんなよ!」 メリ「精飲騎士団って何よ。ベーオルーブって北天じゃないの?」 ベイ「もう最弱でいいから名前覚えてくれ…」 661 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/07/30(木) 00 37 12 ID H2Qf8YLSO ロー「髪切った?」 メリ「わかる? でも少し切りすぎちゃって…」 ロー「よく似合ってますよ」 ヴォル「お前ら異次元の会話するなよ。特に接点ないくせにイチャつきおって…」 メリ「フードに剛剣にメリアザクィーン。これだけ共通項があって接点がないって言うの?」 ヴォル「剣の名に願望が入ってるぞ!」 メリ「略してメリクィンよ」 ヴォル「ジャガイモの名前みたいになってるぞオッサン!」 メリ「娘に対してオッサンとは何よ!」 ヴォル「ん? お前が娘だったか。ペアルックやめろ。本気でわからなくなる」 ロー「…これ制服なんですが?」 ヴォル「メリアよ、ダイスダーグに聖石を届けてきたか?」 メリ「えっ?」 ヴォル「まだ行ってないのか!時間ないって言ってるだろオッサン!」 ロー「は、はい…」 ヴォル「まぁいい。メリアよ、お前には期待している。お前なくして死都には行けないからな」 メリ「…何の話よ?」 ヴォル「でも異端者を死都に招待したら殺すからな!オッサン!」 ロー「なぜ叱られるときだけ私なんですか!全部私の話でしょうが!」 メリ「娘とオッサンの区別もつかないなんて…あなたは本当に父さんなの?」 ヴォル「勿論だとも我が……娘(?)よ」 メリ「勘で呼ぶな!」 663 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/02(日) 00 44 56 ID u4NKNnL6O メリ「おはよう」 ラム「!!」 メリ「どうかしたの?」 ラム「…誰?」 メリ「メリアドールよ。私のこと忘れたの?」 ラム「だって、フードつけてないから…」 メリ「普段と違う女子の姿にドキッとした?」 ラム「頭にモザイクかかってる人間を初めて見たよ」 メリ「私の髪型に正解はないからね」 ラム「だからって頭にモザイク入れるなんて頭おかしいだろ。君の頭は性器なのか?」 メリ「じゃあ、あなたは普段私の性器を見たがってることになるわね。頭おかしいんじゃないの?」 ラム「どっちにしろ見たいけど」 メリ「私の頭はファイナルファンタジーだから、私の頭の謎が解決してしまうとスクエニが困るのよ」 ラム「FFにファイナルはないから安心しろ」 労働「私なら本気出せばモザイク消せますよ」 ラム「おお!さすが文明の利器だぜ!」 メリ「無駄よ。私のモザイクはメンテナンス済み」 労働「私のお下劣情報処理技術もメンテナンス済みです」 ラム「どんな会話だよ!」 労働「くらえ!モザイクを処理する!」 メリ「きゃあああ!」 ラム「…どうなった?」 メリ「くっ、強い…。モザイクをブレイクしただけでなく、フードを軽く焦がすなんて…」 ラム「フードにモザイクしてたのかよぉ…」 665 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/05(水) 00 45 31 ID 3m4+SwA8O G「突進」 ラム「ぎゃあああ!ゴキブリだああ!」 メリ「ゴキブリって雷神みたいね。動きが永久ヘイストだし」 ラム「早く駆除してくれ!」 メリ「女性にゴキブリ駆除頼むのってどうなの?」 G「なめる」 ラム「剛剣をゴキブリに使わないでいつ使うんだよ!」 メリ「何さりげなく剛剣を悪し様に言ってんのよ!そもそも剛剣は…」 G「食べてもらう」 ラム「気持ち悪いことばっかり言うな!」 メリ「装備品を破壊する崇高な技術で、G如きに使うには勿体ない技で…」 ラム「じゃあゴキブリ装備するから、剛剣で殺してくれ」 メリ「そこまでできるなら自分で殺しなさいよ!」 ラム「ゴキブリに怯える日々に疲れた…」 メリ「殺してくれってそっちの意味!?」 ラム「…あれ? ゴキブリは?」 メリ「潜伏したみたいね」 ラム「まずい!ゴキブリは見失ったときが一番怖いんだ!」 G「壁を背にして背後から襲え。昔はそう教わったものさ」 メリ「マントは背後からの攻撃を防いでくれたりもする」 ラム「普通に会話するな!隠れてないで出てこい!」 G「うるせー!ゴキブリみたいな頭しやがって!」 ラム「むっ!メリアドール!タンスの裏だ!」 メリ「星天爆撃打」 雷神「ウボァー」 ラム「Gは爺だったのか…」 667 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/08(土) 00 07 32 ID 8BlJfGFWO ラム「僕を除名? できない相談だよ。僕は君、君は僕なんだから…」 メリ「誰に言ってるの?」 ラム「ディスプレイの前から僕らを操作する豚どもさ!この僕を除名しようとしやがった!」 メリ「大事な仲間を切り捨てようとするなんて…」 ラム「豚ども!軽々しく除名するな!僕を介してしかメリアの情報を得られないことを忘れるなよ!」 メリ「そうよ!除名がどれだけ悲しいことかわかってるの?」 ラム「どれだけメリアを理解してもお前らには実感がない!それがお前らの限界だ!」 メリ「画面に映る情報が必ずしも正しいとは限らない。実際の私は1章加入で剣聖でMove99よ(自称)」 ラム「お前らは一生かけても直接メリアに触れることも話すこともできない!ははは!いい気味だぜ!」 メリ「これは傑作だわ!」 ラム「僕を除名? できない相談だよ。僕は君、君は僕なんだから」 メリ「まだ除名しようとしてるし…」 ラム「哀れな豚どもに真相を教えてあげたいからフード脱いでよ」 メリ「それはできない相談よ!星天爆撃打」 ラム「ぐッ…何をする!」 メリ「ごめん…豚どもが私の体を操作してるみたいで…強甲破…」 ラム「やめろ豚ども!僕が死ぬとGAME OVERだぞ?」 俺「それはできない相談だよ…」 671 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/11(火) 00 42 11 ID S+4CjmVvO メリ「ただいま…」 ヴォル「任務を無視して異端者に勝負を挑み、敗戦。兵隊は全滅。よくぬけぬけと帰ってこれたな」 メリ「…反省してます」 ヴォル「この愚か者め!1ヶ月の謹慎処分だ!」 牢屋 メリ「いくら謹慎とはいえ、まさか娘を牢屋に幽閉するとは…」 アル「新入り? ここじゃ私のほうが先輩なんだから従いなさいよ」 メリ「…あなたは確か、異端者の妹?」 アル「兄さんにボロ負けしたんですってね。バカね、仇討ちなんて何も解決しないのに」 メリ「…どうして?」 アル「仮にあなたが兄さんを殺したら、私はあなたを殺す。私にはその権利がある」 メリ「…仇討ちは悲しみの連鎖なのね。じゃあ、私はどうすれば…」 アル「争いのない世界を作れば全て解決するわ!仇討ちなんかより聞こえがいいし、大局的よ!」 メリ「その発想はなかった!」 アル「全てを棄てて逃げましょう!世界平和にはあなたの力が必要なの!」 メリ「…私にできることがあるの?」 アル「この鉄格子を剛剣で破壊して」 メリ「ははは!これは鉄柵だわ!」 1年後 畏国王メリア「そうやってみんなを利用して!いつか私も見殺しにするのね!強甲破点突き!」 畏国王アルマ「…ラムザ、お前は何を手に入れた…?」 674 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/14(金) 00 53 39 ID V5s4krHKO ラム「メリピー!明日は終戦記念日だよ!ハッピーラッキーテンションフルマックスゥゥゥ!」 メリ「終戦記念日ってそういう日なの!?」 ラム「今日は終戦記念イブだから、祭やってるんだ。一緒に輪投げやろうぜ!」 メリ「私、祭の雰囲気って苦手なのよね…」 ラム「わかる。祭に来る奴って99%調子乗りだからな。原爆落ちて死ねばいいのに」 メリ「不謹慎でしょ!」 ラム「僕はあとで謝れば基本的に何を言ってもいいと思ってる」 イズ「おいカス。姉さん困らせてんじゃねーぞカス」 ラム「げっ!イズルード!お前は死んだはず…」 イズ「お盆だから降りて来ちゃったよ」 メリ「お盆ってそういう日なの!?」 イズ「こんなカスには姉さんを任せておけん!さぁ行こう!」 メリ「どこへ?」 イズ「祭」 ラム「この調子乗りめ!」 イズ「人のメリピーにちょっかい出してんじゃねーよ!」 ラム「ノリピーは今や僕の姉さんなんだよ!後ろ姿テルテルボウズみたいだけど」 メリ「誰が坊主よ!誰が姉さんよ!誰がノリピーよ!」 ラム「死人が女を幸せにできるのか? この負け犬が!」 イズ「お前だって、終戦してるってことはストーリー上死んでるだろ!」 ラム「えっ…」 メリ「だから祀りに拘ってたのね…」 676 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/17(月) 00 32 03 ID 6aMdGqGxO ヴォル「カップリング希望調査を行う。次の中から抱かれてもいいと思う男を選べ」 メリ「何それ。私の感情は無視?」 ヴォル「1ヴォルマルフ 2ザルエラ 3ラムザ 4ヴォルマルフ 5クレティアン」 メリ「人間少なッ!どういう括りの選出なのよ?」 ヴォル「本編でお前と会話シーンがある男を選出した平等かつ合理的なヴォルマルフ」 メリ「ヴォルマルフ推しすぎ!」 ヴォル「では、絡みはないがお前の台詞の中に登場する、長兄、教皇、骸旅団も加えよう」 メリ「それでも人間少なッ!」 ヴォル「お前が意識する人間の中から選出したヴォー等かつヴォー理的なヴォルマルフ」 メリ「でも、私が好きなのはイズ…」 ヴォル「ラエル」 メリ「イズラエルって何よ」 ヴォル「ぶっちゃけ付き合ってくれ」 メリ「あんた親でしょ?」 ヴォル「私は実はお前の父ではないからOK」 メリ「そこまでぶっちゃけちゃうの!?」 ラム「弟の代理になれるのは弟属性の僕だけさ」 クレ「オフィスラブなめんなよ」 ザル「ザル、メリだーい好き」 ヴォル「正統派どもは黙ってろ!」 メリ「昔の父さんは好きだった。まともだった昔の父さんを返して…」 ヴォル「700で付き合え。それ以上は出せん」 メリ「…昔から最低だったわね」 681 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/20(木) 00 07 54 ID F/HmN3C4O メリ「…暇ね」 ヴォル「暇だし、イジルードでもイジルか」 イズ「イズルードだ!っつーかイズルードなんて気持ち悪い名前つけやがってクソ親が!殺すぞ!」 メリ「!!」 ヴォル「息子がキレた…」 イズ「名前システム考えたやつ死ね!国民全員番号で呼べばこんな苦悩は起こらなかったはずだ!」 メリ「なんて情緒がない…」 イズ「大体ダイスダーグなんて名前つけて将来善人になるとでも思ってんのか!クソ親死ね!」 メリ「それは同意」 イズ「名前は格差だ!本人に過失がない格差だ!親のエゴが子供の人生を蔑ろにしている!」 メリ「私はイジルードって名前好きだけど…」 イズ「イズルードだ!言っとくが姉さんも名前の被害者だぞ!」 メリ「えっ、私の名前は近年稀に見る傑作でしょ?」 ヴォル「私が考えたんだ。名前の通り、お人形さんみたいに可愛く育ちおって、この親孝行者め☆」 イズ「長い名前は子供にとっては負担でしかない!生涯で何億回名前記入が必要だと思ってるんだ!」 メリ「この中で一番名前が短いくせに」 イズ「とにかく名前を少し削るーど!新しい名を命ずるーど!」 メリ「イジルードいじるの飽きてきたわね」 ヴォル「暇だし、教皇の所に強行でもしに行くか」 イズ「……」 683 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/23(日) 00 13 28 ID wv85wTqwO メリ「死んだ弟のためにお前を討つ!強甲破点突き!」 ラム「ウボァー」 弓「やった!」 ラム「……」 メリ「…ラムザ?」 ラム「……」 メリ「ちょっと、立ちなさいよ!私達の戦いはまだ始まったばかりよ!」 忍「…死んでる」 メリ「!!」 ラム「……」 メリ「ど、どうしよう…物語が変わってしまう…」 忍「今頃GameOverって出てますから大丈夫です」 メリ「殺すつもりなんてなかったの!ただ、弟を殺されてカッとなって…」 忍「先に殺したのは向こうですから我々に正当性はあります」 メリ「もしラムザが犯人じゃなかったらどうしよう…。私はただの通り魔だわ…」 忍「どんだけ小心者なんですか!」 弓「でも、任務を無視した上に殺人事件まで起こして。団長に知れたら大変ですよ?」 メリ「…埋めるわよ」 召「埋めるんすか!?」 メリ「私達が口裏を合わせれば絶対にバレないわ…」 召「共犯っぽいノリやめろ!」 メリ「主役のくせに簡単に死んじゃって!メンテナンスぐらいして来なさいよクソラムザ!」 忍「そのキレ方はおかしいですよ!」 メリ「イズルード、仇は討ったからね…」 忍「何を今更!」 ラム「いてて…リレイズかけてて助か…」 メリ「星天爆撃打!」 ラム「結局殺すのかよ!」 685 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/26(水) 00 15 46 ID fovQpcFDO イズ「姉さん…風邪引いちゃったよ~」 メリ「あら大変。愛に溢れた私が絶妙に看病するわ」 ヴォル「待て!私も風邪を引くから私を看病しろ!」 メリ「引いてから言いなさいよ」 イズ「…バカ?」 ヴォル「黙れ!事あるごとに姉さん姉さん言いやがって甘え野郎!ライオンに咬まれて死ね!」 メリ「ローファル、父さんの看病してあげて」 ロー「御意」 ヴォル「ちょ、愛を司る娘の看病じゃないと意味ないんだよ!」 メリ「こっちの似たようなキャラで妥協して」 ロー「誰が似たようなキャラだ!誰が四捨五入したらメリアだ!私はローファルだ!」 ヴォル「偽りのメリアに需要はない。荷物まとめて田舎帰れ、ローカル」 ロー「黙れ!ローキックするぞ!」 イズ「早く看病しなよ、偽物」 ロー「…これよりヴォルマルフ様の腹部を切開し、風邪ウィルスの摘出を行う。メス」 メリ「はい」 ヴォル「オペで風邪が治るか!」 ロー「強甲破点突き」 メリ「はい」 ヴォル「突いたらダメだろ!」 7時間後 ロー「手術は成功しました。気分はどうですか?」 ヴォル「最初から健康なんだって!」 イズ「あの…」 メリ「続きまして、イズを切開してイズインフルエンザの摘出を行う」 イズ「もうやだ…この家族…」 689 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/08/29(土) 00 46 27 ID GJz5AdcKO MF「この世は煩わしいことが多すぎる…理不尽はもう嫌だ…そんなあなたにマインドブラスト」 メリ「私の知り合いに頭足類はいないんだけど」 MF「私はマインドフレイア。辛い現実、忘れたい過去に苛まれてるあなた。いい薬あるよ」 メリ「火星人みたいな顔して、そんなことできるの? (火星人に会ったことはない)」 MF「脳みそを少~し刺激するだけで全てがハッピーな世界にパラダイムシフトさ!」 メリ「これほど胡散臭いイカを見たことがない…」 MF「人の苦しみをタダで解放するなんて!私ほどの愛の行使者は他にいまい」 ラム「ハッピーな世界って何だよ。フードが存在しない世界か?」 MF「フードなんてどうでもよくなる世界さ。そこではビューティフルなメリーがメニーメニー」 ラム「あなたは神だ…」 メリ「全てを忘れ、発狂させることが愛だと言うの?」 MF「思い出は足枷にしかならないのさ。全てを忘れて遊ぼうよ!触手プレーで遊ぼうよ!」 メリ「冥界恐叫打」 MF「ウボァー」 ラム「ははは…神を殺しやがった!どうかしてるぜ!」 メリ「そんなに幸せになりたいなら私と一緒に行きましょう…。全てがどうでもよくなる世界へ…」 ラム「ははは!狂ってるぜ!」 みんな笑ってみんな死んだ 692 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/01(火) 00 05 02 ID UYj3R8ZtO ラム「メリアフードを脱がすにはどうすればいいだろうか」 メリ「無理だと思う。私はフードのことになると鬼のように逞しく、冷血になれるから」 ラム「わかってる。僕もあの剛剣のソリッド感を二度と味わいたくない。だからこそ策を弄さねば」 メリ「強奪のスタンスはダメ。私のフードは不動産だから、所有者が自発的に脱ぐよう説得しないと」 ラム「というと?」 メリ「フードより愛されればいいのよ。本当に好きな人に脱ぐことを望まれたら、きっと脱ぐはずよ」 ラム「本能に訴えかけるんだな。本質がイケメンな僕なら不可能ではなさそうだ」 メリ「あと交換条件も必要ね。タダで脱げなんて乞食の理屈が通用するわけないし」 ラム「金、権力、人脈を持て余す僕なら何とかなりそうだ」 メリ「説得力のあるシチュエーションも大事。道端で唐突に脱げなんて言われても困るし」 ラム「曲がり角でぶつかった時とかどう? 何だか運命的だし、体当たりは僕の十八番だ」 メリ「それらを自然な流れで行えば可能性はあるんじゃない?」 ラム「よし、早速実践だ!」 ラム「体当たり」 メリ「いたっ」 ラム「僕はイケメン貴族だけど、君との出逢いに感謝しつつ、お金あげるからフード脱いで」 メリ「嫌よバカ」 697 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/04(金) 00 14 18 ID cURwc3lVO バル「ふぅ…完成した」 メリ「何が?」 バル「毒ガス爆弾。雷神の暗殺に使おうと思ってな」 メリ「毒なんて使わなくても、階段から突き落とせばいいじゃない」 バル「そんなの天騎士の名がすたる!」 メリ「毒の時点ですたってる!」 バル「大変よ!雷神シドがこっちに向かっているわ!」 メリ「何ですって!階段は…階段はどこ!?」 バル「あくまで階段に拘るのな」 バル「私とディリータで何とか雷神を階段に誘導するけど…大丈夫なの?」 バル「壁を背にして背後から襲え。奴にそう教えたのは私さ」 メリ「マントは背後からの攻撃を防いでくれたりする」 バル「ダメじゃん!」 バル「俺の銃は回避率を無視するちょっと危険な銃なんだぜ」 メリ「階段から突き落とすのが目的だから銃は関係ないわ」 バル「殺すのが目的だろ!」 バル「物語の主人公である俺が足を狙って動きを封じる。その隙に…」 バル「狙撃は俺の専売特許だぞコラ!」 メリ「私は咬撃咬咬破で奴のマントを破壊するわ」 バル「咬撃を咬むなよ!」 バル「そして私が天騎士の体当たりを見せてやろう」 バル「おお!完璧な作戦だ!さぁかかって来い雷神!」 バル「大変よ!雷神が老衰で死んだ!」 バル「あーもう!勝手に死ぬな!」 704 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/05(土) 12 11 26 ID zRCz5e9j0 ザルバッグ「何とか紛れ込めないものだろうか」 ザルモゥ「いいから俺と仲良くしようぜ」 709 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/07(月) 00 06 31 ID 2vSFAzxkO ヴォル「お前は神殿騎士団のアイドルなんだから、もう少し慎ましくできんか?」 メリ「私ほど女らしい騎士はいないでしょ。修道女だったり、愛を語ってみたり、鎧ぶち破ったり」 クレ「ブルータルな修道女だな」 ヴォル「女らしく料理でも覚えたらどうだ?」 メリ「今の時代に必要なのは料理よりも剛剣よ」 ヴォル「それは筋違いだぞ。昼飯よりカレーのほうが好きって言うようなもんだ(?)」 クレ「ところでカレーの具は何が好き?」 メリ「何でカレーの話になってるのよ!」 クレ「髪を隠すのは女らしくないと思う」 ヴォル「ナンみたいな頭しやがって」 クレ「ナンはやだ。カレーはライスが一番!」 メリ「だからカレーの話に転換しないでよ!」 クレ「フード好きだからシーフードカレーが好きとか言いそうだ」 ヴォル「フードの中はseeできないのにな」 メリ「カレー本位で私を語るな!」 クレ「カレーを嫌がるなんて、もはや社会不適合者だな」 メリ「私とカレーどっちが大事なのよ!」 ヴォル「…それ正解あるのか? まぁカレーでも食べながら考えるか」 メリ「クソ親父め…」 クレ「ククレカレー食ってるときにクソとか言うな!」 メリ「アイドルはウ〇コしません」 ヴォル「華麗にスルーした…」 712 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/10(木) 00 42 14 ID NkUcKD/yO メリ「私の香水知らない?」 ラム「フード脱げよ」 メリ「人の話を聞きなさいよ!」 ラム「そう言うと思って、消えるフードなる物を作ってみた」 メリ「私の香水知らない?」 ラム「透明なだけで、脱ぐわけじゃないから社会倫理上問題ないだろ?」 メリ「まさか私のセッティエムソン使ったんじゃないでしょうね?」 ラム「ゴミ袋も透明化される不透明なこの時代、これはウケると思う」 メリ「いいから香水返してよ変態」 ラム「しつこいな!そもそも香水なんて必要ないだろ!鼻がないんだから!」 メリ「鼻があるから香水つけるのよ!」 ラム「フードの中にでもあるのか?」 メリ「どんな奇形児よ!そっちだって鼻ないでしょ?」 ラム「鼻の一つや二つ備えとるわ!僕の顔の真ん中辺りを見ろ!これが世界に一つだけの鼻だ!」 メリ「どう見てもないから!4種類も顔グラあるくせに全部ないから!正真正銘無いから!」 ラム「何で顔グラに鼻映りの良さを求めにゃならんのだ!」 メリ「顔グラ、全身絵、ムービー。主役だからって画像に恵まれすぎてて鼻につく…」 ラム「フッ」 メリ「鼻がないくせに鼻で笑うな!」 ラム「鼻がなかったら、香水パクったりしねーよ!」 メリ「やっぱり犯人なんじゃないの!」 716 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/13(日) 00 18 06 ID yyzn9AOtO ヴォル「聖典を渡せ!」 ラム「その前にメリア頭部の真相を教えろ!あと妹も返せ!」 ヴォル「知りたくば私を倒してからにするんだな」 雷神「私の出番か」 ラム「頼んだぜ剣聖」 ヴォル「げっ!剣聖!」 メリ「父さん!娘のフードがかかってるんだから負けたら殺すからね!」 ラム「どっちの味方だよ!」 雷神「死にたくなければ大人しく白状しろ」 ヴォル「知らん。生まれた時からフードだったからな」 メリ「大人しく白状するな!」 ラム「どんな作り方したらそうなるんだよ!」 ヴォル「逆に聞こう。メリア頭部はどうなってるんだ?」 雷神「知りたくば私を倒してからにするんだな」 クレ「古代ギリシャの哲学者みたいな顔して大物ぶりやがって…」 ロー「人間如きが我々に勝てる気か?」 メリ「気をつけて!奴の力は化け物よ!」 ヴォル「娘のための戦いだ。負けんよ」 メリ「父さん…」 クレ「全剣技も全魔法にはかなうまい」 メリ「虫けら…」 雷神「ウボァー」 メリ「すごい…あの雷神を倒した!」 ヴォル「メリア頭部はどうなってるんだ!貴様は知っているはずだ!」 雷神「知らんのだ…。あるとすれば聖典に…」 ヴォル「ちっ…またあの小僧か!」 ラム「もう滅茶苦茶だ…」 (上に戻る) 721 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/16(水) 00 17 52 ID 0FEJJ4thO 犬「わんわん」 メリ「犬かわいいよ犬」 ラム「人間に媚びやがって。動物死ね」 メリ「相変わらず邪悪ね。愛に溢れた私にはこんなにも動物が集まってくるのに」 犬「わんわん」 鳥「ちゅんちゅん」 豚「フード脱げよ」 ラム「一匹だけ僕がいるぞ!」 豚「やあ、僕ポーキー!今年一番イケてるオス豚さ!」 ラム「何だこの豚」 メリ「可愛い顔して香水の原料になるのよ」 豚「人間のみんな!戦争はやめて、SEXをしようよ!」 ラム「良いこと言ってる…」 メリ「…どこが?」 鳥「ちゅんちゅん!お姉さんが困ってるじゃないのさ!自重しなさいよ!」 犬「わんわん」 豚「フードなんて脱ぎ捨てて、SEXしようよ!」 ラム「シンパシーが半端じゃないぜ!」 メリ「で、何の用?」 烏「かあかあ!お姉さんの香りに誘われて来たんです!」 豚「嘘さ。きっと烏さんはお姉さんの光り物が目当てなんだ。あんなメス豚は無視してSEXしようよ!」 犬「わんわん」 ラム「犬喋れよ!」 豚「お姉さんの香りは僕の香りさ!僕は選ばれし豚なんだ!やあ、僕ポーキー!」 メリ「狩らない豚はただの豚よ。はい、密猟」 豚「ウボァー」 ラム「色香に定評のあるメリアに動物を集めて密猟してるのさ」 犬「動物ホイホイっすか!」 723 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/19(土) 00 39 31 ID fBFkcs/XO シノ「ゾディアックブレイ部の諸君。私が団長および宝瓶宮担当の使い魔シノーグだ」 メリ「酷い名前…」 ウィ「使い魔が団長かよ」 ヴォル「部長だろバカ」 雷神「これだけのリアル団長を前にして何言ってんだ」 シノ「今から部の方向性を決める会議だが、長兄と聖天使は時系列の問題で欠席だ(今はChapter2ぐらい)」 蛇遣「時系列を無視した報告をするなよ」 ウィ「長兄のくせに次兄列を無視か」 シノ「聖石の奇跡で世界を破滅させた後、諸君らは何したい?」 メリ「過激な部ね…。店でも始めたらウケるんじゃない? かなりのメンツだし」 七号改「スナック『放射能』とかどうです?」 ウィ「不謹慎だろ」 ドラ「スナックやるなら女子がいるぞ」 メリ「枢機卿は変態ね。私がいるじゃない」 雷神「出来ればフードっ娘で」 メリ「だから私がいるじゃない!」 シノ「客がいない世界なんだが…」 ヴォル「いないなら作ればよい」 ドラ「人を作るには女子がいるぞ」 メリ「だから私がいるじゃない!」 シノ「他に女いなかったっけ? つーか長兄と聖天使以外揃ってるか?」 メリ「よく見たらエルムドアがいないじゃない!私の中ではシノーグを凌ぐ重要人物なのに!」 雷神「奴は南天の恥だな」 イズ「あの…」 725 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/22(火) 00 39 22 ID TcU5conKO ラム「はぁ…」 メリ「誰がハゲよ!」 ラム「ただの溜め息なのに…」 メリ「どうせ、フード脱いで励ましてくれたら元気出るのに~、とか言うんでしょ?」 ラム「面倒くさいな…」 メリ「脱がないわよ。励まさないわよ。ハゲじゃないわよ。誰がハゲよ!」 ラム「人生って面倒くさいな」 メリ「そっち!?」 ラム「起きて、飯食って、排便して、寝て、また起きる。すごく面倒くさい」 メリ「そろそろキャラを安定させてよ」 ラム「なぜ人は排便するために飯を食うんだ?」 メリ「そんなこと言われても…」 ラム「もう死にたい。死んでクリスタルになって残された君達のエネルギーになって土に還りたい」 メリ「アボリジニみたいね」 ラム「来世はフードに転生したいな。だって見たいもん」 メリ「ラムザの来世の活躍にご期待ください」 ラム「…おい。この流れはフード脱いで励ますのが正解じゃないか?」 メリ「脱がないわよ」 ラム「この流れは、エールを送りながら励ましつつ叫ぶのが愛ってもんだ」 メリ「励まさないわよ」 ラム「フードの中には人類の輝かしい未来が詰まってるんだ!もしくは何も詰まってないんだ」 メリ「ハゲじゃないわよ」 ラム「いいから脱いでハゲませよ」 メリ「誰がハゲよ!」 730 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2009/09/25(金) 00 41 10 ID ybn4qyPRO クレ「騎士はズルい!装備に恵まれ、力に恵まれ、技にまで恵まれやがって!恵まれすぎ!」 メリ「クレーマーの方ですか?」 クレ「でもお前の能力は、HPとATが高く、MoveとSpeedがやや高いが、魔法は全然ダメ」 メリ「…で?」 クレ「つまりバカ」 メリ「あんたに言われたくないわよ!」 クレ「魔力に恵まれた女性という性質から見ると、勿体無い生き方をしてるな」 メリ「あんたに言われたくないわよ!」 クレ「魔法が剣を超える世界になりますように…」 メリ「ははは!これは傑作だわ!」 クレ「こちとらMP払ってんだ!剣より強くなくちゃ困る!」 メリ「ははは!これは抱腹絶倒だわ!」 クレ「そんなに!? 信仰心のある神殿騎士こそ、魔法が似合う。さぁ魔道士を目指そう!」 メリ「脆弱な魔道士では防衛力たりえないのよ」 クレ「それは詠唱のせい。むしろ私を防衛してくれ」 メリ「つまりカス」 クレ「はい、カスです。だから防衛力をくれ」 ロー「おいカス、コーラ買って来いよ」 クレ「金をくれ」 ロー「…お前変わったな」 メリ「こんにちは、全魔法を使う人」 長兄「こんにちは」 ロー「今の時代、剣と魔法は両立すべきだよな」 クレ「剣をくれ」 メリ「本当にクレーマーはクレイジーね…」
https://w.atwiki.jp/meliadoul/pages/42.html
161 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/04/15(日) 23 03 35.71 ID N05zP3aGO バル「俺はまたしてもすごいものを発明してしまったぜ…」 メリ「またしても毒ガス?」 バル「俺が今回発明したのはこれ。超高速移動器具、名付けてチャリと言う。まずは中央のケツ置き部分にケツを置くんだ。簡単に言うと座るんだ」 メリ「こう?」 バル「いや、もっとエロく。で、下の足置きに足を乗せて漕ぐんだ」 メリ「でもそれじゃバランスが…」 バル「大丈夫だ。俺の太い腕でかっこよく支えてやるから勇気を出して足を漕いでみな」 メリ「あっ、すごく進んだ」 バル「驚いたか!このスピードを使いこなせば、戦場でもMove+3くらいの移動が見込めるぜ!」 メリ「…で?」 バル「でって。これすごくない?」 メリ「これダサくない?」 バル「お前も騎士なら騎馬とか騎チョコボとかするだろ? そんな下等生物なんかよりよっぽどスタイリッシュな乗り物だと思うけどな」 メリ「騎馬にはロマンがあるけど自転車はちょっと…。騎チョコボはたしかにダサいけど」 バル「生き物を扱うより、チャリのほうがメン〇〇〇ス(放送禁止用語のため自粛)は楽だぞ? あと、俺の発明品を自転車とかいう変な名前で呼ばないでくれ」 メリ「乗り物ならイズルードがいるし、別にいらないわ」 イズ「姉さんを乗せてジャンプできる自信がない…」 メリ「…なんですって?」 イズ「いや、体重的な意味じゃなくて、姉さんみたいな美人に体を密着させる形で乗られたら、まともな精神状態でいられなくてジャンプできる自信がないってこと」 メリ「…なんですって?」 イズ「どっちみち怒るんかい」 バル「イズルードごときが俺の技術力の結晶であるチャリに勝てるわけないだろ?」 イズ「いや、さすがに自転車には負けないよ」 ヴォル「いや、お前では力不足だ。メリアドールよ、私の上に乗れ。私が自転車なんかより人間のほうが上だということを教えてやろう」 バル「誰もチャリって言わねえし…」 メリ「私は別にMove値で困ってないんだけどね…」 ヴォル「これはお前のための戦いではない、騎士の誇りを守る戦いだ!さぁメリアドールよ、私に乗れ!」 イズ「ならば俺も騎士の誇りのために、自転車に立ち向かう!姉さん、俺の上に乗ってくれ!」 クレ「私も参戦したいところだが、体力がない!メリアドールよ、私を踏め!」 バル「変態対決にするんじゃねえ!」 166 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/04/20(金) 00 48 48.48 ID 773PU6E5O ラム「くっ、体が動かないッ!」 クレ「これは私が編み出した時の魔法。貴様ごときでは抜け出せんから死んどけ!フレアホーリーデスメテオグラビガデスアルテマデスサンダガ!」 ラム「ぐはっ!」 メリ「星天爆撃打!」 クレ「ぐはっ!こ、これは驚いた…。いつの間に裏切ったんだ?」 メリ「私も驚いたわ。随分手際がいいわね、クレティアン」 クレ「主人公のピンチに仲間が駆けつけて来るのはお約束だからな。さっさと殺すに限る。ただ、増援にお前が来たことは想定外だったな。できればお前に罠を踏んでいただきたかったものだ」 メリ「相変わらず知性派ぶってるけど、あなたは父の正体を知っているの?」 クレ「…だったらどうする?」 メリ「教えて」 クレ「バケモノ」 メリ「…そう。では、あなたも人間であることをやめてしまったの?」 クレ「…だったらどうする?」 メリ「教えて」 クレ「心はバケモノ」 メリ「…そう。それは好都合だわ。心置きなく裏切り者を駆除できる」 クレ「ふっ、凡人が私を倒せるかな?」 メリ「2ターンで倒してみせるわ」 クレ「知略だけでのし上がってきた私が剣技を使う相手に何も対策をしていないと思ったか? これを見ろ…」 メリ「…ドラゴンロッド? そんなゴミがどうかしたの? 破壊して欲しいの?」 クレ「わからないか? この激レアドラゴンロッドをゲストキャラのお前が勝手に破壊したらプレイヤーはどうするだろうな…」 メリ「!! まさか…リセット!?」 クレ「そうだ。つまりお前は剛剣で私を倒すことはできない!悔しかったら通常攻撃で倒すんだな!もっとも私は屋根の上にいるがな!あっはっは!」 メリ「くっ…。素直にメンテナンスしてこればいいのに…」 クレ「ついに来た…。ついに私の見せ場が来たッ!いつか来るこの日のために習得した究極の闇魔術を披露する時が来たぞッ!お前の死を通じてソーサラーの恐ろしさを世間に証明してやるッ!」 メリ「…闇魔術ですって? 魔法なんてイージスの盾で…」 クレ「侮るなよ。回避不可、超威力、超射程、超MP消費の闇魔術の恐ろしさ、格好良さを味わうがいい!極光よ、血塗られた不浄の大気を人の手に還せッ!ダークホ… ラム「もう…ダメだ…」 ラムザの肉体は消滅し、宝箱へと姿を変えた… GAME OVER クレ「あとちょっとだったのにぃぃぃぃいい!!」 174 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/04/25(水) 00 43 45.41 ID IFCWtLpcO メリ「神殿騎士団第三小隊の隊長を務めることになったメリアドールよ。みんなよろしくね」 弓「弓使いのグレースです。特技は弓です。よろしくお願いします」 召「召喚士のサマンサです。特技は召喚魔法です。よろしくお願いします」 忍「忍びの者です」 メリ「みんなはミュロンド出身の人なの?」 弓「はい。隊長の家とは近所ですね。イズルード君とは同い年で、同じクラスになったこともありますよ」 召「私はガリランド出身です。ガリランドのアカデミーを出て神殿騎士団に入りました。ちなみに私はクレティアンの後輩です」 忍「埼玉県出身です」 メリ「…なかなか個性的な人が集まったわね。でも、みんな女性でよかったわ。やりやすそうで」 竜「ところで隊長!弟さんは部隊に加わらないのでしょうか!?」 メリ「イズルードのことを知っているの? あの子はいいのよ。無理に戦いに参加しなくたって」 竜「そうでしょうか? 弟さんは顔立ちと武勇に優れた立派な騎士ですぞ!」 メリ「あの子は家で焼きそばでも作ってればいいのよ」 忍「…ちょっとあなた、さっきから何なの? 第三小隊は女子だけの部隊。男の出る幕はないのよ?」 竜「うるさい!こっちは隊長と話してんだ!引っ込んでろ!」 弓「ねぇ、第三小隊に竜騎士なんていたっけ?」 召「…さぁ?」 竜「弟さんも仲間に加えたらいいと思う!だって女性ばっかりは危ないし!」 忍「…お姉さんの気持ちも知らないでワガママばっかり言って!子供は帰って姉さんのおっぱいでも吸ってなさい!」 竜「けっ!言われなくてもそうするよッ!」 メリ「な、何だったのかしら…。あの竜騎士…」 忍「ダサい兜で顔を隠していましたが、おそらく弟さんでしょうね…。あんな人に何度も来られたら鬱陶しくて仕方がありません。ここは一度弟さんにおっぱいを吸わせて大人しくさせたほうがよいのでは?」 メリ「え、ええ…」 イズ「いやぁ、ありがとう。君のおかげで堂々と姉さんのおっぱいを吸えそうだ。君にはお礼をしないといけないね。700ギルだ、それ以上は出せん」 忍「ありがとうございます」 ヴォル「…ほう。戦わずして姉の乳房を勝ち取るとはさすがは我が息子よ。少しは見習えよ糞参謀。お前が策で遅れをとったら存在価値ないだろ。悔しかったら娘の服とフードを脱がす策を考えてこい。バカが」 クレ「なぜ私が叱られるッ!?」 186 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/04/30(月) 02 25 14.78 ID VKs1UPwBO ヴォル「お前にティンジェル家に代々伝わる秘伝の技を授ける時が来たようだな…」 メリ「剛剣?」 ヴォル「いや、違う」 イズ「ジャンプ?」 ヴォル「しばくぞ」 メリ「うちに剛剣以外の秘伝技みたいのあったっけ?」 イズ「精神統一とか?」 ヴォル「テレポジャ」 メリ「…テレポジャ?」 ヴォル「死にそうなぐらいピンチになったときにワープして安全な所へ避難する技術だ。何がすごいって、どんな障害物があったとしても移動できる。画面内という制約にとらわれているダテレポとはわけが違う」 メリ「すごい技だとは思うけど、強すぎ」 イズ「なんだ必殺技的なものじゃないのか、残念…。逃げ技が秘伝とかダサいし…」 ヴォル「わかってないな。どんなところへでも…………行けるんだぞ? 普段我々が入れないところへでも…………………行けるんだぞ?」 イズ「エクセレントッ!」 メリ「…何を考えてるのか知らないけど、それ多分軽犯罪よ?」 ヴォル「そんなもんで済むわけないだろ」 イズ「お父上様、是非その技を教えてください!この世に存在する全ての男性の…、いや、この世の全ての貧しい人達のためにその技が必要なんだッ!あと姉さんには教えないでください」 メリ「少しは欲望を隠す努力をしなさいよ」 ヴォル「どうしてお前みたいな変態で、可愛くなくて、寿命が短くて、ディバインじゃない奴のために我が家の秘伝を教えねばならんのだ。私は紳士だから女性優先なんだよ。男はどっかいけ。歩いて」 イズ「いいんですか? もし姉さんがテレポジャを覚えたら、父上は一生姉さんとスキンシップできなくなりますよ?」 ヴォル「私のスキンシップが娘にとってのピンチだと言うのかッ!?」 イズ「…ご心配なく、俺だけにテレポジャを授けてくれたなら、その時は父上のいやらしい手つきが姉さんに触れられるように上手く立ち回ってフォローさせていただきます」 ヴォル「…良いのか? 私の修行は辛く厳しいぞ? 人間をやめるぐらいの覚悟はあるのか?」 イズ「ふっ、私は父上のためなら鬼でも性犯罪者にでもなりましょう…」 メリ「…大した覚悟ね。そんなに覚えたいなら、私が手伝ってあげるわ。要はピンチになればいいのよね? 父さんもお手本を見せてくれるわよね? 二人とも強甲破点突きでいい?」 イズ「あっ、やばい。この展開は殺られる。ち、父上助けてくださいッ!こういう危険な状況を打開するためのテレポジャなん……ってもういねえし!」 195 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/04(金) 03 54 27.13 ID bnIvCSjKO ラム「すみませーん」 ロー「ここは神聖なる聖ミュロンド寺院!貴様のような薄汚い寝癖者が来るべきところではない!」 ラム「あの、さっき寺院に入っていった緑のフードの女性に用があるのですが…」 ロー「寝癖ごときがミュロンドの天使に会いたいだと? 寝言は寝て言え!呼んで来るからちょっと待ってろ!」 ラム(何でキレてんだコイツ…) ヴォル「待たせたな。何の用だ?」 ラム「いや、僕は緑のフードの女性に用があるのですが」 ヴォル「何の用か聞いている」 ラムザ(婚活中)「いや、実は一目惚れしまして、結婚したいなぁと思いまして」 ヴォル「グレバドス教では異宗間での結婚、ついでに人間間での結婚は禁じられている」 ラム「人を愛するのに宗教なんて関係ありません」 ヴォル「ほう、いいこと言うな。どういうところに惚れたんだ?」 ラム「フード姿であれほどの美人は世界中探したって他にいませんよ」 ヴォル「容姿だけで愛を語っているのか?」 ラム「好きなことに理由って必要ですかね? 僕、正直よくわかんないんですよね…」 ヴォル「まぁ、好きなポイントが複雑すぎて上手く説明できないって意味ならわかるな」 ラム「とりあえず髪を完全に隠してるところはもっと評価されるべき」 ヴォル「だな。どっかのジジイみたいに中途半端に隠してる奴はむしろ嫌だよな」 ラム「あと個人的な意見だけど、悩みが多そうなところが好きなんだよね」 ヴォル「そうだな。弟は殺されるし、父親は頭がおかしいし、悩みは絶えないだろうな」 ラム「主人公の仲間になっても剛剣のせいで世間から色々言われるし、一度敵対していた上に加入が遅すぎたせいで仲間内で微妙に浮いてる…。様々な苦悩を抱えながら必死に生きてるところにキュンとくる…」 ヴォル「…お前めっちゃ惚れてんな。っていうか一目惚れじゃなくね?」 ラム「あなたも相当な緑のフードの女性ファンですね」 ヴォル「ああ、お前とは美味い酒が飲めそうだ…。ただ、結婚するとなると人を養うだけの収入がないと…」 ラム「貴族です」 ヴォル「よしOK」 メリ「父さん、最近明るくなったわね。何かあったの?」 ヴォル「大事な話があるんだ。今度お前に新しいお母さんが出来るぞ。いやー、さっき外で会った人なんだけど、お前の話をしたら意気投合しちゃってさ。勢いで婚約しちゃった」 ラム「どうも新しいママです。かなり妥協したけど、これからよろしくね」 メリ「何でそうなるのよッ!」 210 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/09(水) 02 06 37.09 ID 84SoUUtfO メリ「ねえローファル、剣の相手をしてくれない?」 ロー「…遠まわしに私に死ねと?」 メリ「何言ってるのよ。私なんか相手にならないぐらい強いくせに」 ロー「いや、あなたと仲良くしてたらヴォルマルフ様に殺されるんですよ」 メリ「あなたなら父さんにも勝てるんじゃないの?」 ロー「とんでもない!あの方が戦場で滅びの呼び声を上げた日にゃ、空から何千もの星が降り注ぎ、何万もの鬼の首が吹き荒び、何億もの心の盾が塞ぎ込む…。この世の終わりかと思いましたよ」 メリ「よく終わらなかったわね、この世」 ロー「全盛期はたった一人で3000の兵を打ち破ったこともある、名実ともに最強の戦士でしたよ。あの東天騎士団を相手に…」 メリ「すごいエピソードかと思ったら相手がショボかった…」 東天「バカにすんな!」 メリ「確かに父さんの剣の腕は私より何枚も上手だけど、そこまで他を圧倒するほどの強者だったなんて信じられないわね…。実は嘘でしょ?」 ロー「私が嘘を吐くわけないでしょう? ただの誇張です」 ウィ「…お前って外交とか勧誘の話術は達者だが、フリートークはクソだよな」 ロー「こっちの新人を剣の練習相手にしたらどうですか? どうせ世間的には死んだも同然の骸の騎士ですから」 メリ「そうね。私の練習相手になってくれたら10ギルあげるわよ」 ウィ「装備を壊されたらそれ以上の損害が出るというのに誰がやるか。しかしせっかくの好意だ。10ギルだけは受け取っておこう」 メリ「みんな意気地なしね。じゃあみんなで平和的に勝負してみない? 次の戦闘で一番殺害数が多かった人が勝ち。誰がどれくらい強いか数字で分かるわ」 ウィ「…どこが平和的なんだ? 私は無駄な戦いはせんぞ。装備品が痛む」 メリ「ウィーグラフが一番になったら20ギルあげるわ」 ウィ「貴様とは決着をつけたいと思っていた」 ロー「だからあなたと遊んでたらヴォルマルフ様に怒られるんですって…」 メリ「ローファルが一番になったら聖石をあげるわ」 ロー「受けて立とう」 教皇「…では先ほどの戦闘の戦績(殺害数)を発表するぞー。ヴォルマルフ3人、イズルード11人、メリアドール17人、ローファル19人、ウィーグラフ23人、クレティアン-1人、ザルモゥ14人、バルク255人」 バル「…まぁ、こんなもんか。アゲインストがなければもっといいスコアを出せたんだがなー」 メリ「!!」 216 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/14(月) 02 11 15.94 ID HB+6AqwlO クラ「お前の髪型になんて興味ないね」 メリ「何気に初めて言われたわ、それ」 クラ「お前の初体験の話なんて興味ないね」 メリ「何だったら興味があるの?」 クラ「興味なんていらないね」 メリ「何の興味もないのにわざわざ異世界まで来たの? やっぱりエアガイツでの生活に馴染めなかったからこっちの世界へ逃げてきたとか?」 クラ「ち、違う!ただの人見知りだ!一人になりたくてこっちに来たんだ!逃げてきたんじゃない!」 メリ「人見知りのくせにどうして私に声をかけてきたの? っていうか本当に人見知りなら人見知りであることすら言えないと思うけど…」 クラ「人見知りと認識してもらうことで人を寄せつけないようにするのが目的だ。自分メンテナンスやってまっせーってアピールしてたら相手も剛剣を使ってこなくなるだろ? 同じ心理だよ」 メリ「……」 クラ「……」 メリ「……」 クラ「…どうした? お前も人見知りなのか?」 メリ「別に。返す言葉と返すつもりがなかっただけよ」 クラ「なんか面倒くさそうにしてるけど、人見知りってまだマシな人間だと思うぞ? 人と上手くコミュニケーションとれないくせに人見知りしない奴のほうがカスだ」 メリ「ちなみにどんな人が苦手なの?」 クラ「周りを気にしすぎてる人見知りがそんな質問に答えられるわけないだろ…。軽い気持ちで赤の他人の心の根っこの部分を掻き出すような真似はやめてくれよ。嫌いな野郎はラムザとムスタディオだよ」 メリ「あなたはコミュニケーション能力は微妙だけど、人見知りとは少し違う気がする。口数は多いし」 クラ「…じゃあ俺はカスなのか? 俺がみんなと馴染めないのはなぜだ? 俺が特別な人間だからか?」 メリ「それは頭が変だから。髪型も」 クラ「それはお前には言われたくないな」 メリ「あなたは髪型と同じでツンツンしてて、ひねくれ者だけど、本当はみんなと仲良くしたいのよね。素直に心を開けばいいのに」 クラ「フードかぶってるような人に心を開けなんて言われたくないね。その前にお前が心もフードも解放するべきだ」 メリ「私の髪型なんて興味ないんじゃなかったの?」 クラ「いや、見たい。髪型とかマジ見たい。私服姿も見たい。どんな部屋に住んでるのか見たい。意外な一面が見たい。親の顔が見たい。寝てる時の顔が見たい。一緒に映画とか見たい。追加ムービーを見たい。3D映像で見たい」 メリ「頭の変な人かと思ったら、意外と普通の人だった…」 221 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/18(金) 04 15 25.28 ID E6DeEBG/O メリ「ちょっと出かけてくるわ」 ヴォル「どこへ?」 メリ「睡眠薬を貰いに市街地の病院まで…」 ヴォル「だ、大丈夫かよ…。一人で行くのか?」 メリ「イズルードと」 ヴォル「認めん」 メリ「どうして?」 ヴォル「街なんかに出て、お前に何かあったら死んだ妻に申し訳が立たん」 メリ「街へ出るのに何の危険があると言うのよ。イズルードもいるのに」 ヴォル「イズルードが危ないんだろうが」 メリ「イズルードは私が守るから大丈夫よ」 ヴォル「そうじゃなくて、イズルードが欲情して襲ってきたらどうするんだ?」 メリ「…自分の息子を何だと思っているのよ」 ヴォル「息子とはいえ一人の男だ。いかがわしい交際は許さん。天国に居る妻もきっと反対しているだろう」 妻(…ええ、男なんて性欲の塊。ムスコと言ったらある意味性欲の権化。油断大敵よ、あなた) ヴォル「わかったよ、さゆり…」 メリ「…母さんを勝手に変なキャラにしないでくれる?」 ヴォル「イズルードって結構イケメンなんだよな。私はイケメンが嫌いなんだよ」 メリ「一般的な父親は息子がイケメンなら、それを自慢するものじゃないの?」 ヴォル「いや、たとえ自分の遺伝子でもイケメンは嫌いだな。いくら真面目なお前でも、イケメンに無理矢理キスされそうになったら目を閉じて受け入れちゃうんだろ? そうなるのが怖いんだよ…」 メリ「私のことをどう思ってるのよ…。私は病院に行くついでにイズルードと二人で父の日のプレゼントを買いに行こうと思っただけなのに…」 ヴォル「認めん」 メリ「今のはさすがに感動して認めるところでしょ!ネタばらしまでしたのにバカ!」 ヴォル「…わかったよ。わかったから父親にバカはやめてくれ…。ただ今から言う、いくつかの約束は絶対に守ってくれ…」 メリ「…約束?」 ヴォル「街でイケメンに声をかけられてもフードのせいで聞こえないふりをして無視すること」 メリ「……」 ヴォル「街でイケメンが唐突にジャンプし始めた時、着地点にクレティアンを置くこと」 メリ「……」 ヴォル「街でイケメンにキスされそうになったら、唇に口内炎ができて痛いから今日と未来はダメと言って拒絶すること」 メリ「……」 ヴォル「街でイズル…じゃなくてイケメンがお前のことを名前で呼び始めた時は……あーもう制約決めるの面倒くせえ!死ね!強甲破点突き!」 イズ「ウボァー」 メリ「あっ…」 230 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/22(火) 03 27 22.28 ID 0G4SRmnqO 統制者「あのー」 メリ「きゃっ!化け物!?」 統制者「僕は悪いハシュマリムじゃないよ。やさしいライオンだよ」 メリ「…やさしいライオンが私に何か用?」 統制者「今日は君にお願いがあってきたんだよ。君に聖天使になってほしいんだよ」 メリ「聖天使?」 統制者「聖天使は僕らのご主人様で、眠ったまま起きないんだよ。僕らルカヴィは聖天使様の御力がないと、この世界で無茶ができないんだよ。だから聖天使様を復活させる必要があるんだよ」 メリ「それが私と何の関係があるの?」 統制者「君自身にはないけど、君の家族にはルカヴィになれる素質を持った人間が居たからもしかしてと思ってだよ。あと君は聖石保持者でもあるんだよ。聖天使の聖石じゃないけど」 メリ「それって全然ダメなんじゃないの?」 統制者「とりあえず形だけでも聖天使が居たほうが僕達もモチベーション上がるっていうか、単に女子と喋りたいだけっていうか」 不浄王「ちなみに聖天使になれたら人知を超えた力を手に入れることができるよ」 メリ「剣聖を倒せるぐらい?」 死の「恐怖で牽制ぐらいはできるんじゃないかな。聖天使に恐怖ないけど」 メリ「……」 死の「あとルカヴィになったらHPが1000を超えるよ。ダメージ999を叩き出されても耐えられるなんて超イケメン」 不浄王「ダメージ999なんて出されたら、ドラクエの人だったら即死だよ」 統制者「お前も死ぬけどな」 メリ「で、結局私はどうしたらいいの?」 統制者「とりあえずこれを着てほしいんだよ」 メリ「…何これ? 水着?」 不浄王「聖天使たるもの、水着で空中遊泳は基本だな」 死の「もちろんフードも脱ぐんだぞ?」 メリ「だったら悪いけど、他を当たってくれる?」 統制者「一応聖天使の適性がある妹キャラが居るんだが、反応がなくてね…。もう他の候補者を何百年もかけて探すのは正直ツラい。頼む、着てくれ。一人の父親として頼む、着てくれ」 メリ「父さんなのッ!?」 統制者「フードを脱いで水着姿になったらいろんな意味で天使になれるからッ!今はただッ!あぶない水着をッ!着てくれッ!」 不浄王「あなたは娘を愛する気持ちは強いが、フード否定論者なのが玉にキズですな」 統制者「今はフードの話より、FFTモンスターズ、メリーのワンダーランドを制作するのが重要であって……ん?」 ヴァルゴが輝き出した… アルマ「身体を取り戻したぞ…」 統制者「うるせえ、引っ込んでろ」 233 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/25(金) 17 56 01.48 ID qduoiVBVO ロー「うぃー…ひっく」 メリ「飲みすぎよローファル」 ロー「…ふん、あんなバカな話を聞いて飲まずにいられるか!すみませーん」 ウィ(居酒屋でバイト中)「はい、ご注文は?」 ロー「コーラ二つ」 メリ「…荒れてるわね。怒りの原因はやっぱり夏服の件?」 ロー「節電だかクールビズだか何だか知らんが、神殿騎士団の制服からフードを廃絶するなんて言語道断!フードなんて戦闘に必要ないだと? フードのない騎士のどこが神殿騎士だ!もはや普通騎士団だろが!」 メリ「…男性はまだマシよ。女性用の新しい制服なんてフードがないどころか、スカートも超ミニになって戦闘することなんて何も考えてないようなデザインなんだから」 ロー「どうせ目先の欲望だけで決定しているんだろう。バカだから。一番嘆かわしいのは、一番のクールビズ推進者がヴォルマルフ団長だったということだ…。私が一番信じた人間が一番バカだった…」 メリ「私も父さんと教皇猊下にフードの必要性を説いたけど、完全に聞く耳持たずのバカだったわ。そもそも理解するつもりがないって感じ。なぜ今の制服にフードが付いてるのか考えたこともないんでしょうね」 ロー「高齢でバカな奴は、高齢を言い訳にして物事を理解することを放棄しがちだからな。おいヴォルマルフ、もう年だから時の神に疎いとか意味不明なことを言って、人を変な神と契約させてんじゃねーよ!」 ウィ「ご注文は?」 ロー「コーラ二つ」 メリ「もともと意味があってフードが付いているのに、かぶらない人間が多くて意味がないからなくすなんて筋違いもいいとこ。本来なら全員にかぶらせるように努力すべきなのに」 ロー「そうだそうだ!由緒正しきグレバドス教の清貧スピリットが詰まった制服フードを否定するカスはもはや教義に反する反逆者だ!」 ヴォル(バイト中)「そうか…。お前達は我々をそういう風に思っていたんだな…」 ロー「さっさとコーラ持って来いや!」 メリ「盗み聞きしてたのならさっさと夏服の話を白紙に戻してよ。さもなければ嫌いになるわよ」 ヴォル「…わかったよ。髪型見たかったけど、お前にだけは嫌われたくないからなぁ…」 ロー「わかっていただけましたか。見損ないましたけど見直しましたよ」 ヴォル「そう言ってもらえると助かるよ。でもお前は明日から来なくていいからな。よくも人の娘を居酒屋に連れ込んであれこれしてくれたな、この反逆者め」 ロー「あっ、そっちで怒るのか…」 241 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/05/29(火) 23 07 16.79 ID 7ceMd+teO イズ「姉さん」 メリ「何?」 イズ「どうして俺の誕生日をスルーしたの?」 メリ「あっ」 イズ「どうして俺の誕生日をスルーしたの?」 メリ「…もう死んでると思って」 イズ「どういう言い訳だよ」 メリ「ごめんなさい。別に忘れてたわけじゃないのよ? ちょっと言うのが遅れただけ。誕生日おめでとうございました」 イズ「ありがとうございました。お陰様で昨日で18になりました。また一歩姉さんに近づいたね」 メリ「私の年齢が推測されそうな発言はやめて」 イズ「そこは別にいいじゃないか。むしろ今の姉さんの年齢辺りが一番美味しい時期じゃないかな?」 メリ「女性の年齢、貯金額、フードの中身は興味があっても触れないのがマナーよ。あなたもそろそろ大人なんだから、空気ぐらい読めるようになりなさい。というわけで年齢と誕生日の話はここで終わりよ」 イズ「ところで誕生日プレゼント的なものは…」 メリ「そろそろディバインナイトを目指して剛剣を覚えてみたらどう?」 イズ「…無理だよ。それに今はジャンプに夢中なんだ。ほっといてよ」 メリ「ディバインナイトになってからジャンプをセットすればいいじゃない。一人だけ絶望の戦士って…。私は親子三人でディバインナイツやりたいのに…」 イズ「せっかくの誕生日なんだから、小言は勘弁してよ」 メリ「誕生日は昨日でしょ?」 イズ「昨日は誕生日だったけど、プレゼント的なものってまだもらってな…」 メリ「好きな食べ物は何?」 イズ「姉さんは話を逸らすのが下手だな」 メリ「…そうね。こういう時はジャンプで逃げればいいのかしら?」 イズ「おっ!ジャンプの有用性に気づいたね? そうそう、ジャンプがないとまともに日々の生活ができないよ」 メリ「普段どんな生活をしてるのよ」 イズ「星が降るんだよ(家庭内で)」 メリ「家庭内暴力を連想させるような発言はやめて」 イズ「平和な家庭には誕生日プレゼントがあるよね?」 メリ「そんなことよりイズルードのかっこいいジャンプ姿が見たいわ。垂直ジャンプ99ぐらいの」 イズ「よーし、見てろよ!これが垂直ジャンプ99だ!うおおおお!」 メリ「……行ったわね。降りてくる前に何とか誕生日プレゼントを用意しないと…。でも買いに行く時間はないし、何か…何かないかしら? あーもう、さっき廊下で拾ったこれでいいわ!」 イズルードはブレイズガンを手に入れた 245 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/06/01(金) 02 36 34.71 ID Vkp747lF0 だが待って欲しい、魔法銃とジャンプの親和性は意外と侮れない まず高い攻撃力。ジャンプのダメージは武器パワーと物理ATに依存するため、攻撃力が20もあるブレイズガンなら大ダメージが叩き出せる 1.5倍補正のある槍には劣るものの、これはエクスカリバーにも匹敵する高い威力である 魔法銃特有のダメージばらつきもジャンプなら心配無用。最大の敵・低Faithユニットにも等しく大ダメージを与えられる安定性も見逃せない クールでミステリアスな冷属性という点も、絶望の騎士ナイトブレードのイメージと合致している これらの事実を考慮すると、ブレイズガンは実に優れた選択といえるのではないだろうか メリアドールの弟を想う気持ちが、無意識にこの銃をプレゼントに選ばせたのかもしれない 魔法銃がいかにジャンプ向きの装備であるかお分かり頂けたと想う たったひとつ、イズルードが銃を装備出来ないことを除いては……… 249 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2012/06/04(月) 03 09 06.77 ID peTx1mPBO イズ「姉さん、大変だ!」 メリ「どうしたの?」 イズ「見てしまったんだ…。父上が洗面所でライオンに変身して、鏡を見ながら髭を剃っているところを…」 メリ「ライオンが髭を剃るわけないでしょ?」 イズ「嘘じゃないッ!むしろ嘘ならどんなに良かったことかッ!父上はライオンだったんだッ!確かに見た!二度見した!あれは紛れもなくライオンの姿だった!そして絶望した!」 メリ「落ち着きなさい。ライオンが髭を剃る必要ないでしょ?」 イズ「ライオンだって身だしなみぐらい気にするだろ!ちなみにあのライオンの髭は根性ありすぎるのかカミソリ側がカミソリ負けしてた」 メリ「落ち着きなさいって。そもそもうちには洗面所なんてないでしょ?」 イズ「全否定かよ」 メリ「逆に聞くけど、いきなり自分の父親がライオンに変身したって言われて信じられる? むしろ発言した側が悪魔にでも取り憑かれたのかと思うわよ」 イズ「この際、鬼だの悪魔だの罵られてもかまわない。ただ、真実を見て欲しい…」 メリ「けだもの」 イズ「…けだものはやめて。っていうか姉さんは随分とライオン側の肩を持つな…。まさか姉さんもライオンだったりしないよな…? ちょっとフードを脱い…」 メリ「剛剣(リアクションアビリティ)。発動条件=性欲。効果=3マス以内の敵からフードを狙う意志を感じた場合に発動。敵が攻撃する前に油断大敵!星よ降れ!」 イズ「…すみませんでした。話を戻すけど、あのライオンはきっと俺達の食べ時を窺っているんだ…。特に姉さんは美味しそうだから…。俺が食べちゃいたいぐらいだから…」 メリ「この家のけだもの率高すぎ」 イズ「姉さん、この家を出よう。けだものに何されるか分かったもんじゃない」 メリ「家を出るって、全てを棄てて逃げ出すってこと?」 イズ「あのライオンが何を企んでるのか知らないが、どうせ良からぬことに決まってる!人外の悪事に加担するぐらいなら一文無しになったほうがマシだッ!」 メリ「…そう。そこまでの覚悟があるのなら私もついて行くわ。だって弟を放っておけないもの…」 イズ「姉さん…」 イズ(父上には悪いが、このまま悪人になってもらおう。二人だけの秘密の敵を作ることで絆が深まるし、家族の問題だから他の男が介入してくる隙がない…。ククク…、これで姉さんは俺だけのものだぜ) 統制者「ほう、なかなか面白い発想だ。ただ一つの誤算は私が本当に人外だったということだな」 イズ「えっ」
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ふう、とアグリアスがため息をつく。 ――私としたことが…。 憂鬱そうに頭を抱えてテーブルに肘をつくアグリアスは、昼間の出来事を反芻していた。 相手の陰陽士に混乱させられ、あろうことかラムザに深手を負わせてしまった。 正気を取り戻したときに見たものは、自分の剣で傷ついた、左腕を押さえるラムザの姿。 「くそっ」 抑えたつもりだったのだが、意志に反して言葉が声に出てしまう。 苛立ちを抑えられないアグリアスに、誰も声をかけられなかったのは、無理のないことであった。 そんなアグリアスの背後に近づく、一人の女性。 「だーれだ?」 彼女はそんなアグリアスの両目を手で隠し、声色を変えて話しかけた。 「…メリアドール」 低く、そしてはっきりした声でアグリアスは答える。そうしてゆっくりと振り向いて、 声の主――メリアドールに向き直った。 「あら、よく私だってわかったわね」 不機嫌そうなアグリアスに、メリアドールはおどけてみせる。 「…嫌味でも言いに来たのか」 「そうね、よく冷静に答えられたわね、って思ったわ」 「…ッ」 癪に障ったのか、アグリアスがメリアドールを一瞥して背を向ける。そんな彼女にメリアドールは 意外だったのか、小首をかしげて見せた。 「頭に血が上ってるみたいだし、掴み掛かって来るんじゃないかと身構えてたんだけど」 「…お前を責めるのは筋が違う」 混乱させられたとはいえ、ラムザに怪我を負わせたのはアグリアスに他ならない。 「でも、自分自身を責め続けても仕方のないことだと思うわ」 「悪いのは私だ」 先刻と同じようにテーブルに伏せながら淡々と答えるアグリアス。 「そういうの、潔いって言うのかも知れないけど…拍子抜けしちゃうわ」 「それを言うなら、私こそもっと罵声を浴びせられるものだと思っていたんだがな」 「悪いけど、私、弱い者いじめはしない主義なの」 「…ふ、そう…だな。私は弱い者だ」 強がりを言う普段とは違う自嘲的なアグリアスに、メリアドールもどうしたらいいか、と、 誰ともなしに肩をすくめている。 「アグリアス。解っているんだろうけど、あなたがそんな風に自棄になっててもしょうがないわ」 「…そうだな。すまない」 素直に謝るアグリアス。言葉ではそう言っていても、彼女の背中は相変わらず重い空気を放っている。 メリアドールも、そんなことはない、とか反論してくると思ったところをまた予想に反した答えが 返ってきたために、次の言葉が思い浮かばない。 そんなアグリアスの背後に近づく新たな人影が、唇に人差し指をたてて、メリアドールに 喋らないよう促している。 そうして、先ほどのメリアドールと同じように、『彼女』はアグリアスの両目を手で隠す。 「だーれだ?」 その声に、アグリアスが覚醒する。 今、伏せっているはずの、ラムザの声。そして両目に当てられた手袋はおそらく、いや、間違いなく ラムザのもの。 「ラ、ラムザ!?」 慌ててアグリアスは後ろを振り向いた。しかし、そこにいたのは…。 「ぶぶーー。私ですよ」 ラムザの手袋をはめたアリシアだった。その後ろではラムザが悪戯っぽい笑みを浮かべている。 見ればラムザの左腕には添え木がされていた。ラヴィアンの魔法で治そうとしたものの、治癒の途中で 魔力が切れたらしく、完治とは行かなかったようなのだ。 「ふぅむ。こんな手に引っかかるとは、やはりアグリアス様は本調子ではないようですねえ」 腕を組んで頬に手を当て考える仕草をするアリシアに、アグリアスは思わず掴み掛かっていた。 「…アリシア! お前はラムザを診ていろと言ったはずだ!」 ものすごい剣幕で詰め寄るアグリアスに、慌ててラムザが口を挟んだ。 「ああアグリアスさん、アリシアを怒らないでください。僕がやろうって言い出したんですから」 「な、ならばなおのこと、お前は大事をとってじっとしているべきだろうが! それとも、 そんな怪我を負わせた、私がそんなに嫌いなのか!」 その言葉に、今度はラムザが口を尖らせる。 「そっ、そんな小さなことでそこまで嫌ったりするつもりはありませんよ!」 「小さいだと! お前は相変わらずお前自身がどれほど大事か理解していない!」 「貴方だってそうじゃないですか!」 そのラムザの一声に、アグリアスが動けなくなる。 「僕のせいでそんなふうに思い詰めているところを見るのはつらいんです」 「だが…私のせいでお前は…」 「いいじゃないですか、命あっての物種です。この腕だって治らないわけじゃないんですから」 そう言って、動きがぎこちない左腕をさするラムザ。 「すまない…」 そうして、アグリアスはまた俯いてしまう。しかし、どこかしら安心したような、そんな 穏やかさも滲ませていた…。 そんな二人のやりとりを尻目に、アリシアが不意に愚痴をこぼし始める。 「それにしても、アグリアス様って現金ですよねー?」 「む?」 「折角メリアドールさんにお願いしてアグリアス様に元気を出してもらおうと思ったのに、 あんまり効果がないんですもん」 「そうね、やっぱり殿方のほうがいいのかしらね?」 同じく二人のやりとりを一部始終眺めていたメリアドールが、さもありなんと言ったふうに うんうんと頷いている。 「なっ…何を言うかお前たち!」 勿論そんな色気づいた話を聞き流せるような余裕はアグリアスにない。 「あ、赤くなった。赤くなってますよね!」 「へーぇ、隅に置けないじゃない?」 「べッ、別にそういった意味はない!」 「そうなんですか? ちょっと残念…」 「あ、いや、そう言うことじゃなくてだな…!?」 慌てて必死になって弁解しているところにラムザに追い打ちをかけられ、なおもアグリアスが 泥沼にのめり込む。 そんなアグリアスの背後に近づく、一人の女性。 「だーれだっ」 もにゅ。 「うーん。なかなか…見た目より大っきいわねえ」 彼女はそんなアグリアスの両目を…ではなく。 「…レーゼ殿…」 「はぁい?」 レーゼはアグリアスの両胸を、しっかり揉んでいたのだった。 「いったい何をしているんですかぁッ!」 「えええ? だって、アグリアスったらむすっとしちゃって、全然可愛くないんですもの。 ちょっとお茶目してみただけじゃない?」 「他人の胸を揉むのがお茶目ではないでしょうッ!!」 「そう? やらない?」 「え? …えーと…」 「一般的では…ないかも…」 いきなりレーゼに話を振られて、戸惑うアリシアとメリアドール。 「ラムザッ! なんだその間抜け面はッ!!」 「えっ? あ、その、すみませんッ!」 そして矛先は惚けていたラムザにも向けられる。そこで思わず謝ってしまうラムザも 人がいいというか気が小さいというか。 「お前たち…揃いも揃って私をなんだと思ってるんだ! そこに直れッ!」 いつの間にか、アグリアスの背中からは重い空気が消え、その代わりに紅蓮の炎が見えている。 「あらあ、もしかして立ち直るのを通り越して怒っちゃった?」 「ちょ、ちょっと、どうすんのよッ」 「わ、私は用がありますのでこれでッ!」 「あっ、ずるいわよアリシア! 私もーッ!」 「ええー! 僕を置いていかないでくださいよーッ!」 「待て貴様らーーーッ!」 * * * 「んむっ」 なにやら騒々しい。 「んむううっ」 なにやら怒鳴ってる声が聞こえる。 「ふむむむむぅ~っ、いったい何が起こってるのぉ~?」 重い両目を無理矢理こじ開け声のする方を確認する。そうして枕を抱えたラヴィアンが、 そのドアを開けてみてみると…。 「レーゼ殿! 貴公は遠慮がなさすぎるッ!」 「はい、ごめんなさい」 「アリシア! お前はラムザを診ていろと言ったな!」 「はい」 アグリアスが数人の前で大声で説教を繰り広げていた。アリシアやらメリアドールやら、年上のレーゼまで アグリアスの前に正座させられている。 「ラムザ! 怪我人は大人しく休め!!」 「はい…」 「メリアドール! お前は空気を読め…お、おお、ラヴィアン。起こしてすまな」 「うるさい」 ゴっ。 ラヴィアンの手にした枕が、枕とは思えない音をたててアグリアスに直撃する。 「きゅう…」 あえなくダウンするアグリアスに一同呆然。 「ん、静かになった」 ラヴィアンが目をこすりながら、 「寝ゆ。おやひゅみ」 と言って、自室に帰っていくのを、ラムザたちは戦々恐々としながら見送っていったのだった。 * * * そして翌朝。 「おはようございます! ラヴィアンさん!」 「おはようございます!」 「昨晩は治療して頂いてありがとうございました!」 レーゼやラムザたちがラヴィアンに頭を下げていた。あのアグリアスでさえも、そうである。 「なあ、なんかあったのか?」 「さあ…?」 男たちは皆不思議そうにそのやりとりを眺めている。 「あの、ラヴィアンさん、なにかしたんですか?」 「…ううん、知らない…っていうか、なんでアグリアス様まで頭を下げてくるんだろう…」 おそるおそるラファがラヴィアンに声をかけるも、本人も昨晩のことは寝ぼけて覚えていないらしく、 やはり不思議そうに、そして皆の行動に戸惑っていた。 ラヴィアンがその真相を知ることはきっとないだろう。そして翌晩からうるさく騒ぎ立てる者が減った 理由もまた、知ることはきっとないだろう…。 ラムザ隊の夜は、どこまでも静かだったそうである………。 おわり